初めましての方は初めまして、そうでない方はどうもどうも
Pastelと申します
ラブライブ!サンシャイン!!2nd Season
#8 「HAKODATE」
#9 「Awaken the power」
どちらも圧倒的で感動的、そして間違いなく今期一の素晴らしい内容でした
僕は松浦果南ちゃん推しとして通っていますが、その思いと同じくらい黒澤ルビィちゃんのことが好きなので、今回そのルビィちゃん中心の話になった8,9話の感想は何としても形にしなければ!と思い至ったわけです。実際は他のキャラにも心を惹かれたわけですが
サンシャイン2nd Season、僕の最初で最後の感想雑記、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです
それぞれのキャラに見所はあるわけですが、今回は"姉妹"を中心とした内容でお送りしたいと思います 筆不精なので全員分感想書いてたらクリスマスまでもつれ込みます、許してください…
-
鹿角姉妹について
8,9話は巷での噂もあって、黒澤姉妹にとことんクローズアップしたお話になると思いました
だがしかし、ラブライブ!サンシャイン!!の世界にはもう二組姉妹がいます
まず話したいのはそのうちの一組、鹿角姉妹についてです
今回、僕が最も心が動かされたのは紛れもなく鹿角理亞です
この娘、一期7話「TOKYO」にて姉 鹿角聖良と共に初めて出てきましたが、ぶっちゃけて言うとかなり印象悪かったです……今だから言いますが、一期で登場するキャラクターの中では一番好きになれなかったです
その理由はやはりこのつんけんした態度、(一部物理的に)上から見た態度、という他人を突っぱねるような態度です
バカにしないで、"ラブライブ!"は遊びじゃない!
しかし、このイメージを持ちながら8話を観た当時僕はこの態度を取っていた理由を少し考えて、一つの結論を出しました
初めてAqoursを前にしたとき、鹿角理亞は緊張していたのではないか、と
そう、鹿角理亞は同じ妹という立場である黒澤ルビィのように緊張しいな性格だったんじゃないか、と
黒澤ルビィが声を発せず臆してしまうタイブと違い、鹿角理亞はつい語気が強くなってしまうタイプだと思います。実際そういうタイプのキャラは珍しくないと思います
その緊張しいな気質は、本番直前の様子からも伺えます
目をつぶりイヤホンをして他からの情報を遮断し、集中するほどに
そして尊敬する姉の言葉すら耳に入らないほどに
その理由はやはり"姉と一緒に迎える最後のラブライブ!"というものが大きいと思います
本番を迎えた時も、理亞の口元は笑っていませんでした
この時の気持ちはもういっぱいいっぱいでしょうね…この時の聖良との気の持ちようの差異がミスを招いてしまった…
理亞の緊張についての真偽については、9話の最後で姉の聖良の口から語られました
理亞は昔から恥ずかしがり屋で、誰ともなかなか話せなかったんですよ
半分当たりってとこでした、恥ずかしがりからくる緊張だったようですね、やったぜ
話は戻り、緊張しいな一方一度打ち解けると容易に笑顔を見せるほどに相手と仲は良くなる娘です
もちろん、それなりにプライドはある娘なのでその壁を取り除くことが最も難しいのですが、それをルビィが取り除いたわけです
8話、ルビィが理亞を呼び出し連れ立って歩いているシーンでお互いのスキ(=お姉ちゃん、姉さま)について想いをぶつけ合います
自分の方が姉さまをちゃんと語れる、そういう自信を持っていましたがルビィの返しには自分たちにはないものが含まれていました
日本舞踊だったら人に教えられるくらいだし、お琴もできるし!
人に教えられるほどの姉の技量
必要な基礎は同じだって果南ちゃんも言ってたもん!
自分たちを客観的に見れて、指摘できる仲間
自分にないものの説得力に当てられ、理亞は次第に返しも苦しくなってきます
そしてなにより、ここまで言い返してくる相手は今までいなかったんでしょう、理亞もどんどん抽象的に言い返すようになり最後には
でも、私の姉さまの方が上!
と、根拠のない原点回帰な返しをしてしまうほどに
そこからルビィの詰めの一手
やっぱり、聖良さんのこと大好きなんだよね
ですよ、 大切な人、好きなことに関しては人一倍譲らない黒澤ルビィに勝負を挑んだのはまずかったみたいですね
また、これに関連して理亞は自分に都合の悪いことがあると「関係ない!」と顔を逸らしながら言うのがクセになってるみたいです、そこら辺はまだ妹気質があるというか、幼く感じられますね
予想外に言い返された時と、招かれざる客人がいた時の二回とも同じアクションでした
お姉ちゃん(姉さま)好き好き合戦をはじめルビィと真っ向から向き合った・手を差し伸べられたことをきっかけに、理亞は人の前で、特に一年生組の前でだんだんと笑顔を見せる機会が増えました
理亞ちゃん、そのカチューシャは一体いつ付けてその後いつ外したんだい?おじさんに教えてご覧
また、今まであまり話したことのなかったクラスメイトに対して申し訳ない気持ちだったり、予選のことでなにか言われるんじゃないかという恐怖を持ってた理亞が"勇気をもって"そのことについて詫びたシーンで
理亞が勇気を振り絞ったおかげで、クラスメイトの皆は全然責める気持ちだったりむしろ向こうが自分たちを嫌ってるんじゃないかという理由からステージを見に行けなかったことに対するお詫びの言葉、ラブライブ!に向けての努力の認知、そしてSaint Snowを学校の誇りと言ってくれたことがとても嬉しかったり、一方で自分の考えすぎだったということが分かっての安心、そういう大小色んな思いが涙となって溢れたんだと思います
一年生組やクラスメイトの前でためらいなく号泣してしまうほどに、今まで胸の中にいっぱい思いを溜めてたんでしょうね
観返してて初めて気づいたんですけど、この二人のクラスメイト8話の時点でいたんですね 花丸は気づけたというのになぜ気づけなかった自分
みんなでワイワイするのがあまり好きじゃなかった理亞がこうやって徐々に打ち解けていったのは、フェスティバルの面接時に隣で勇気を振り絞ったルビィから、勇気のかけらを貰ったからでしょう
この笑顔だったり、理亞ちゃんの周りに人が集まったのは、沼津と函館を繋いだ友情の証ですね、めっちゃええ話やん……
そして最後には、姉さまに"自分は一人でも出来るから安心して"と説得させるかのように
新しいグループで違う雪の結晶を見つけて姉さまにもみんなにも喜んでもらえるスクールアイドルグループを作る
見てて
と涙を浮かべながら言い、走り出しました
もう姉さまの背中を追いかけなくても大丈夫なほどに大きくなった理亞に、思わず目頭を熱くしました
そして、姉の聖良についても特に9話で心が動かされました
8話の時点で、さらに言えば初めて会った時からとても礼儀正しく品行方正、比較的寡黙な姿勢を貫いていて、この娘の本音を知りたいなとまず思いました
その本音ないしは本質は、彼女の行動にありました
ルビィと理亞で歌詞を考えているとき、わずかに開いた扉の前には聖良がいました
(隙間から見れるかは正直微妙ですが)壁にかかった衣装のようなものを見たり聞こえる話の内容から、この時点で既に聖良は何かサプライズを仕掛けているのではないか、ということに薄々気づいていたんじゃないでしょうか
しかし、無言でその場を立ち去ったり、後にロープウェイで約束の場所へ呼ばれたりと見なかった・気付かなかった素振りで妹からのプレゼントを受け取りました
妹が新しくできた仲間と一緒に、そして大切な妹からのプレゼントを水を差すことなく理想の形で受け取ろうとするその姿に、静かなる姉の美しさを感じ取りました
そう、全ては妹のために
それでも、最後に理亞からSaint Snowは続けないが、新しいスクールアイドルグループを作ると言われたときは妹の成長を喜び半分、寂しさ半分な表情を浮かべました
聖良も本当はSaint Snowを続けたかったはずです、大切な雪の結晶を溶かしたくはないはずです
「私は後悔していません」と言った時も、どこか納得していないような目の伏せ方をしていました。もしかしたら、自分が理亞の異変に気づけていたら……という自責の念も感じてたのかもしれません
しかし、続けられないことは重々承知していましたしそこは姉らしく毅然とした姿勢でいないといけない、という義務感が邪魔をしていました
でも、妹は自分で乗り越えた、答えを出した
そんな妹の姿が嬉しいけども、親元から離れる子を見送るような心境に似た思いがあったのかもしれませんね
鹿角聖良は、静かに想いを僕たち視聴者に伝えてくれました。最後まで聖良は聖良でした、美しい
-
黒澤姉妹について
鹿角姉妹の話をしたところで、本筋である黒澤姉妹の話に移りたいと思います
内容が所々断片的になってしまいますがご容赦ください
まずはなんといっても今回の主人公、黒澤ルビィです
今までで成長した部分をここでいかんなく発揮していってますね、本当に強くなりました
人一倍優しいし、人一倍好きなことや人には一生懸命になれるのはやはり姉のダイヤの存在が大きいと思います
今回ここまで動けたのには、ライバルだけど同じ学年で同じスクールアイドルとして頑張ってる理亞が辞めようとしているという事態を覆したいというのもルビィの優しさからくるのもありますし、何よりこの時の理亞の姿がかつての姉ダイヤと重なって見えたというのもあると思います
ダイヤが、大好きだったはずのスクールアイドルを嫌うようになったあの日のことを思い出したルビィはこう思ったかもしれません
『あの時のお姉ちゃんと同じだ……ルビィがなんとかしなきゃ』と
親愛なるお姉ちゃんに手を差し伸べて、実際に再びスクールアイドルとして復活させることができたんだから、今度もなんとかできるはず、と
ベンチに座り海を見ていたシーン、あのシーン個人的に一期の黒澤姉妹の随所の様子を思わせるようなシーンだと思いました
背中合わせになるシーンはスクールアイドルに反対するダイヤ、スクールアイドルを好きと、スクールアイドルになりたいとなかなか言い出せないルビィの相反する様子
ルビィが海際まで歩くシーンはイベントで"0"という数字を突きつけられ、瀬戸際まで追い込まれた様子(背水の陣、とはちょっと違う気はしますがそういう感じのニュアンスと見てください)
そして、来てしまうその日のことを悲しみ涙するルビィ
ラブライブ!は最長で高校三年間をかけて活動する青春の象徴です
姉と一緒に歌い汗を流し、背中を見て、息を感じて…
青春を姉とともに過ごしたいルビィにとっては、お姉ちゃん・黒澤ダイヤ自体がラブライブ!そのものなんです
同じ好きなことをして今を生きていく、Love Live!なんです。それがあっという間に終わってしまう……
姉に慰められ本心を聞き、当の理亞とも接触し姉が好きという共通項を認識したルビィは何としても助けたい、そのために姉を想う曲を作りそこをSaint Snowとしての最後の、最高のステージにしようと提案します
そして、クリスマスフェスティバル選考会の面接という知らない人を前にする場、姉のいない場という事実に理亞とともに臆してしまいます
しかし、自分たちだけでやらないと意味がなくなる、姉を安心させることができなくなるという仲間のフォローもあり、面接会場へ足を進めます。二人の羽ばたきのスタートラインへと
勇気を出してみて 本当は怖いよ
僕だって最初からできたワケじゃないよ
いっぱいつまづいた
悔しい思いが
強さをくれたんだ
あきらめなきゃいいんだ
信じてみたいと
君の目が濡れて
迷う気持ちも涙もバイバイ
さあ出発だ!
この面接のシーン、そしてルビィの過去の回想のシーン、そして
そっか…ルビィ……
ずっと勇気をもらってたんだ……
お姉ちゃん…
という言葉から、"勇気はどこに?君の胸に!"の歌詞がまさにここに当てはまるじゃないかと思いました
前にも言いましたが、好きなこと・大好きな人のことに関してはとても意志が強く頑張れる娘なんです黒澤ルビィは
その芯の強さを今回一番強く感じました
これには善子と花丸、とりわけ花丸はルビィの羽ばたきの瞬間を見たときにはホントに嬉しかったと思います
姉からもらった勇気、それはルビィ自身が気づいて初めて花咲いた"隠された力"となり理亞にも分け与えることとなりました
本当にたくましくなりましたね……(´;ω;`)
そして、姉の黒澤ダイヤはというと8話ではコミカルな振る舞いを見せたと思ったら、急にシリアスになり、9話ではダイヤちゃんになったと思ったら、ちゃんとお姉ちゃんになってるしでいろいろ忙しいし、シーン毎に見せる表情に振り回されたのはおそらく僕だけじゃないと思います(笑)
以下ダイヤちゃん集
ようやく4話で出てきたホクロをかく癖が再登場しましたね
そんなダイヤ側からも見てみましょう
ダイヤは始め、何も言わずともルビィの様子が少しおかしいというのは察していましたが、それが何なのかまでは分からなかったみたいです
波乱の地区大会を後にし、路面電車に乗ってこっちを見ていたルビィに気づき、ようやくぼんやりと何を考えていたのか察しがついたといったところでしょうか
そして、ラッキーピエロでのシーン
ルビィが無意識に理亞がふさぎ込んでる理由について、考えていることを話します
…違うと思う、聖良さんがいなくなっちゃうから
お姉ちゃんと一緒に続けられないのが嫌なんだと思う
お姉ちゃんがいないなら、もう続けたくないって
途中から「お姉ちゃん」と言ってしまってるのは、おそらく自分も同じことを思ってるがゆえに
一貫して「聖良さん」と言っても意味が通じるのに、「お姉ちゃん」と言ってしまうほどにこの時のルビィは無意識だったのです
ここでようやく思っていることの一端を知るダイヤ、本質を見透かすような的確な理由、そしてなにより自分自身についてそんなことを思ってましたの…という思い
そういう思いが、店を出ていくルビィを追いかけた時の表情だったり、海辺で話したときに「大きくなりましたわね」 と言うに至ったことに表れていると思います
また、「ルビィをおいていかないで…」というルビィの悲痛な本心を聞いたり、自分もそれに応えようとして思いを話すとき、ダイヤの目が少し潤んでいるように見えました
少し上を向いているのは、涙が流れないようにするためでしょうか
妹の前では絶対に涙を見せてはいけない、という強い意志のようなものも見えてきます
それでも、愛する妹から最高のクリスマスプレゼントをもらう時は、妹に駆け寄るのが少し遅れるくらいに驚き
思いが二粒のダイヤモンドとなって溢れたのです
鹿角姉妹にしろ黒澤姉妹にしろ、妹メインで動く回なので姉は比較的静かに考えるポジションにいます
それは、この後の姉妹の話にも通じる「口にしなくても想いは伝わる」というものを表したものだと思います
ただ、黒澤ダイヤに関してはAqoursのメンバーでもあるということ、そしてある種メタ視点ではありますが函館に置いてきた妹の事を考えて、少し抜けている部分や周りが見えなくなってしまう一面を見せてしまうがために、想いを喋らせるという役割になったんだと思います
普段は一歩下がってメンバーのことを見るダイヤさんが、先陣切ってルビィの元に行ったのが個人的には嬉しかったですね……
-
高海姉妹について
三組いる中で最後は、高海姉妹について
今回のルビィ・理亞をはじめとする一年生の計画に明確に協力はしていないものの、僕たち視聴者やメンバーに姉妹、姉の存在とはなんたるやというのを気づかせる役割を担ってくれています
うーんどうだろう…うちはあんな感じだから、あんまり気にすることないけど
でも、やっぱり気になるかな
私もよく分からないよ、だって余りにも自然なんだもん
生まれた時からずっといるんだよ、お姉ちゃんって
姉妹という家族は何も言わなくても分かるし察せる、そのくらい自然な存在であるしある種一緒に居ることは運命(さだめ)なんだと思います、姉から見た妹・妹から見た姉という存在は
そしてそれは三女千歌と次女美渡だけでなく、もちろん長女志満にも言えること
それくらい身近な存在だからこそ、ほんの少しの変化で察せるということですね、前述のダイヤのように
一方千歌はルビィや理亞と同じ"妹"という立ち位置ですし、ルビィがどういう娘なのかというのもここまでの活動である程度は分かっているはずなので、そんなルビィが単独行動を起こしたり一年生同士で行動するのには何かワケがあるんじゃないか、そしてその行動に至る理由は姉であるダイヤのためというのも、この時点で薄々察しているんじゃないかと思います
あくまで想像ですが、察せたのは千歌も同じようなことに走ったことがあるからなんじゃないでしょうか。姉の誕生日にサプライズを用意したりとか
一年生同士で、いろいろ話したいことがあるだろうし、ね!
もう少ししたら分かると思うよ
ただ、自分たちだけで、何かやろうとしてるんじゃないかな
だからこそ、こうやって確信を含んだような言い方ができたんだと思います
以上、三組の姉妹についての感想だったり考えたことでした
- Awaken the power
※歌詞については、CDが発売されフルで聴けるようになってから考えたいので今回はライブシーンのみの感想で
○イントロの最初のシーン
理亞のここの歌声、個人的にとてもツボです。今までは英語ラップだったり姉さまとのユニゾンが多かったので、なかなか理亞単体での歌を聴けなかったのですが、とても声の通る冬の空のような澄んだ声で好きです
このシーンで特に、黒澤ルビィと鹿角理亞が鏡のような立ち位置、写し身のような存在であるということがよくわかると思います
かなり雑ではありますが点対称になった直後とルビィのソロパートに入る直前のシーンを分割して、出来る限り自然になるようにつなげてみました。
こうして見ると屋外ではあるけれどもライブ会場のようですね、街の灯りがサイリウムのように見えます。11人はこの景色を見ながら歌い踊ってたようです
あとこれは偶然かもしれませんが、歌う時の立ち位置だったり移動の関係でそうなってるだけと分かっていても、ほんの少しだけ背の高いルビィが少し後ろに下がって理亞ちゃんと同じような身長に遠近法によって見える演出になっています
さしずめ等身大の鏡を表した、というところでしょうか
他にも、二人のソロシーンは路面が鏡のように姿や景色が写ってたり画面が回転する向きが対照的であったりと、ふんだんに鏡の要素を盛り込んだパートとなっております
○Saint Aqours Snowで歌いだす
繋いだ手を夜空に解き放ち、小さな光が雪のように降り注ぎ始め11人が集う。実際は雪が光を反射してるだけだと思うのですが、この描写はホントに綺麗だと思いましたしここから曲調がアップテンポになるのでワクワク感も出てきます
11人で歌えること、そして何より妹と一緒に、姉と一緒に踊れることが嬉しいんでしょう、黒澤姉妹と鹿角姉妹の4人は満面の笑みを踊っている途中で浮かべています
もう、感極まりますわこんなん魅せられたら……個人的に全然笑顔を見せなかった聖良さんがここで笑ったのを見たときはもう……ね……(´;ω;`)
○Wake up! My new world
11人が足を上げるこのシーン、僕は"波"のように見えました
Aqoursの起こした波は、ここ函館まで海を通じて届いたんだなっていうのを改めて思わされて、ここでも胸を熱くしました
11人が掲げる「L」と「L」、これも一つのラブライブ!の形
一夜限りの、この地限りの夢のようなユニットで歌い上げるその姿はとても美しいです
そしてフィニッシュは聖良さんを中心として形取る大きな☆
物理的にも心理的にも輝いた11人が一つの光、星になって街を照らします
こうして見ると、8話で光っている部分(電飾、星の輪郭、流れ星)が9話では光っておらず、逆に9話で光っている部分(緑の輪郭、星の内部)が8話では光っていないという、8,9話の二つが合わさって初めて光り輝くクリスマスツリーが完成するという構図になってるのには脱帽しました
流れ星に相当する箇所がちゃんとロープウェイの架線と合っているのにも驚きです
ちなみに僕は、8話の時から二色の電飾がAqoursとSaint Snowの二つを表してると考えてました これ書いてる時点でSaint Snowの二人のイメージカラー判明して内心ホッとしてます。理亞ちゃんのイメージカラーがパープルだったらこれ言えなかったし(
- Aqour"S"
ここからは本筋とは違う、8,9話を観て思ったこと感じたことを話していきたいと思います
気づいてる方はいると思いますが、2nd Seasonに入ってからはAqoursの"s"が大きく描かれている描写があります
これについて一話の時点から色々と考えてきましたが、なんとなくですが分かった気がします。まだ話数は残っているので、もちろんこれが全てというわけではないですが
AqoursがAqua+oursという意味からつくられた単語なので、二期からはours(私たちの)の「私たち」の括りが広がった=sが大きくなったということなのではないかな、と考えております
味方なんだ 空もこの海も
未来の僕らは知ってるよの歌詞にこういうフレーズがあります
Aqoursにとっての"味方"、厳密にそう言えないとしても確実にAqoursの周りにはひとが集まってきています
同じ空の下に、そして海の向こうにいる人たちがAqoursの輝きに魅せられて
浦の星女学院の生徒のみんなは一期の時点からAqoursの周りに居たし、支えになってきました
8話では、はるか遠い函館の地にもAqoursを応援してくれている人がいた
そして、かつて圧倒的な実力を見せつけられたSaint Snowともライバルという立場にまで迫り、9話では共に歌うまでになった
少しずつ少しずつ、0が1になり次のステップを踏んだAqoursのことを認識するようになった人たち、すなわち味方や仲間を増やしていっているわけです
同じ志を持つ"私たち"の幅をAqoursの皆はこれからも広げていくのか、「S」がどこまで広がるのか、楽しみです
余談ですが、ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARSの発表があったのが記憶に新しいですが、その発表会で高坂穂乃果役の新田恵海さんはAqoursや虹ヶ咲同好会の皆を『ファミリー』と形容しました
『仲間』という関係を超えたもっと身近な存在である『ファミリー(家族)』、先に高海姉妹の件で述べた「姉妹という家族は何も言わなくても分かるし察せる、そのくらい自然な存在」というものがここにも通ずると思っております
スクールアイドル同士の"壁"なんてものは最初からないと考えてますので、こうやって皆がスクールアイドルという一つの共通点のもとに手を取り合う動きはとても嬉しいです
-
"Saint Aqours Snow"に込められた思い
ここからは小ネタです、9話を再び観返していてふと今回のこの合同ユニットの名前を見ていてふと感じたことがあったのでその話を…
Aqours、Saint Snow、もちろんこの二組に限らずスクールアイドルのユニット名にはその名前を付けるに至る理由や想いが込められています
まさかこのただ単純にくっつけただけのユニット名にもなにか思いがあるんじゃ…とオタク特有の深入りした考えをしてみたところ、こういうことなんじゃないかという考えが浮かびました
「セイントアクアスノー」だとちょっと意味が通りにくいので「アクア」の部分を"海"を意味する「マリン」に変えてみると、「セイントマリンスノー」になります
聖なる海の雪………あなた追って出雲崎
マリンスノーという現象はご存知の方もいると思いますが軽く説明を
マリンスノー(英: Marine snow)は、肉眼で観察可能な海中懸濁物のことである。 海中の様子を撮影した映像、写真等で雪のように見える白い粒子がマリンスノーである。 マリンスノーは海中を沈んでいき、やがて海底に降り注ぎ堆積する。 地上に降る雪とは異なり、マリンスノーは様々な形、大きさをしたものが同時に存在する。(マリンスノー-Wikipedia)
ここでいう海中懸濁物とは、プランクトンなどの微生物の死骸、排出物、分解物のことです
そしてこのマリンスノーは海底に堆積するので、ただでさえエサの少ない深海生物の貴重な栄養源、糧となります
ここで少し話が変わりますが
二組以上のスクールアイドルが歌って踊った曲にAwaken the power以外にも、劇場版ラブライブ!-The School Idol Movie-で披露された「SUNNY DAY SONG」があります
この曲は全てのスクールアイドルのための曲として、μ'sを筆頭にA-RISEや他のスクールアイドルも一緒に歌った曲としても印象深いと思います
僕はこの"全てのスクールアイドル"という括りにはかつての過去、そしてこれからの未来に居るスクールアイドルも含まれていると思います
無論、この曲が歌われた当時"未来"にいるAqoursやSaint Snowもです
μ'sやA-RISEが好きなこの二組ももちろんSUNNY DAY SONGを聴いている、はず
話を戻しますと、この二組の合同ユニット「Saint Aqours Snow」には、挫折した時にあなたたちの中に眠る隠された力を引き出して欲しいという未来のスクールアイドルに対してのエール、そしてマリンスノーが生物の栄養源となるように自分たちのことを糧として夢を追いかけていってほしい、という願いや思いが込められているのではないかと思います
SUNNY DAY SONGとは異なる形での、未来のための曲という意味もあるのが「Awaken the power」だと僕は考えております
残念ながらSaint Snowは決勝には進めませんでしたが、形は違えどこの時聖良さんが千歌ちゃんに言った言葉が半分叶ったので、残り半分の「歴史に残る」部分がマリンスノーの件も踏まえて現実になることを願っております
そして、マリンスノーに関してもう一つ個人的に言いたいことが 小ネタとは
ラブライブ!から話が逸れますが、今年の2017年7月、5年半のアニメソングシンガー活動に幕を下ろしたRayさんという方がいます
そのRayさんが最後にリリースしたアルバムに新曲として「マリンスノー」という曲が収録されています
そして、2daysに渡って行われた最後のライブ「RAYVE FINAL」の二日目の一番最後に歌われたのもこの曲です
そのライブでRayさんはこの曲に込めた思いをこう言葉にしました
Rayという存在はいなくなっても、Rayが歌ってきた歌は降り積もったマリンスノーのように消えずにいつまでも残っていきます
この言葉を心に刻んでいたので、Aqours Snowという部分を見て「もしかして…」と考えるきっかけになりましたし、こういう経験があったからこそ、Saint Aqours Snowというユニット名に特別な意味が込められてるのではと思った次第であります
Rayさんに曲にしろSaint Aqours Snowの曲にしろ、僕たちファンが曲を聴き続ける限り、マリンスノーは降り止みませんし、結晶はいつまでも輝きながら残り続けるのです
永久に私たちの心に刻まれるような輝きの結晶になるように
おわり
- おまけ
8話でAqoursのみんなが見ていたこの会場の形で、僕はAqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR 神戸公演が思い出されました。結構似てません?
そしてこの位置、僕が神戸公演のときにいた席とほぼ同じ位置だったので驚きました
これだけ近いとステージの上に居る皆の細かい動きだったり表情も思った以上によく見えるので、より客観的に見れます。いい席を用意してもらえたようで
Awaken the powerのAqoursの衣装の色、個人的には先ほどのマリンスノーの考えもありますしAqoursのマリンスノーということで、「水色」ではなく「アクアマリン」の色なんじゃないかって思ってます
衣装もキラキラしてますし、そのキラキラは宝石と結晶の輝きと取ることも出来そうですしね
えっちだ………
おしり