マリンスノーの輝き

残したい想い 海に降り積もる雪に

鹿角聖良の叫び

どうもパステルです。

 

迫るSaint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL、皆さんは日々どうお過ごしでしょうか。

僕はもう楽しみで楽しみで仕方ありません。

 

そもそも、今回のライブに絶対行こう!と思ったのも、#8「HAKODATE」,#9「Awaken the power」がとても心に残るいいお話だったことや、「Awaken the power」という曲が自分にとって特別な曲となったので、何としても一番最初に披露されるであろうこのライブを現地で楽しみたい!という強い思いがあったためです。

 

みなさんもそれぞれの思いを胸に、その日を心待ちにしているかと思います。

 

 

 

で、今回は題名にもある通り

 

鹿角聖良について考えたいと思います。

 

 

本来は姉妹二人ともを考えようと思ったのですが、妹の方は前回の記事でおおよその人物像が掴めたので、今回は姉にクローズアップした内容で書いていきます。

 

 

 

この娘はアニメでは寡黙を貫いており、よく話す時と言えば千歌とラブライブ!について話す時くらいで、なかなかこの娘の"本心"が見えてきませんでした。

 

 

しかし、妹の理亞が放ったとある一言

 

#9「Awaken the power」の1シーンより

だから言ったでしょ!詩も曲もほとんど姉様が作ってるって!

 

これが鹿角聖良を知る大きなヒントとなりました。

全ては今まで出してきた3曲の中にある、と。

 

 

というわけで、今回は今まで出してきた3曲

 

SELF CONTROL!!

・CRASH MIND

・DROPOUT!?

 

を可能なかぎり分析してみましたところ、鹿角聖良の"心の叫び"が見えてきたのでそれを紹介していきたいと思います。

 

 

あ、いつもの"妄想"なのでこれが正しいとは限らないということを大前提でここから先読んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

SELF CONTROL!!

 

この曲は自分たちのことを「最高と言われたい」や「最強と思い込んで」といった自身を鼓舞するような言い回しが多く、そうやって自身を"CONTROL"するといったような曲です。

 

 

しかし、何回も聴くうちにこの曲が出来た理由や背景が見えてきた気がしました。

その背景をベースに後の「CRASH MIND」も語っていきます。

 

 

 

 

函館聖泉女子高等学校は、古くから品行方正、格式高い学校。

そんな学校に突如現れた「スクールアイドル」

もちろん、最初は思うように受け入れられない期間もあったと思います。かつての音ノ木坂学院のように。

 

スクールアイドルが受け入れられない状態の中、ある日鹿角聖良はクラスメイトにこんなことを言われたのではないでしょうか

 

「スクールアイドルなんて、私たちの学校の校風に合わない、"最低"なものだわ。"遊んでる"暇なんてあるの?」

「こんな北海道から生まれたスクールアイドルなんて、例え大会に出たとしても"弱い"でしょ。ずっと"底辺"よ。」

 

最高だと言われたいよ 真剣だよ We gotta go!

 

最強だと思いこんで 頂点へと We gotta go!

 

 

 

アニメでは、妹の鹿角理亞のクラスメイトは出演しており、お互いの誤解がありつつも最終的には和解し理亞は安堵の涙を流すという結末に至りました。

ただ、姉の聖良のクラスメイトは出演しなかった。

単に出演させたところで、動かしようがないだけかもしれませんが、もしそうでないとしたなら?

 

ラブライブ!サンシャイン!!に限らず、ラブライブ!は映像やセリフ、劇伴曲、歌でストーリーを見せてきてはいますが、その裏の意図というものも分かるように作り込まれたストーリーも魅せてくれます。

聖良のクラスメイトが出てこなかったのにもきっとなにか意図があるはず。

そんなことを頭の片隅に置きながら曲を聴いていた結果、こういう「あえて見せてこないストーリー」を考えたわけです。

 

 

SELF CONTROL!!がなぜこんなにも自身を鼓舞するような歌詞になってるのか。

それは、かつて自分たちを受け入れてこなかった人たちにスクールアイドルとは何たるや、というのを分からせるために鹿角聖良がその時の思いを詩に起こして作られたからなのではないでしょうか。

 

アイドルらしく、ただ言い合いをするのではなくて自分達の歌う歌や曲を聴いて、想いを伝えるというのも聖良のこだわりでしょうか。

あるいは、普段落ち着いた雰囲気でいること自体が既に"SELF CONTROL!!"されているのかもしれませんね。

 

 

夢は夢でも簡単に届かない

特別なもの目指そうじゃないか

自分の思い描いていたきらびやかなスクールアイドルとは違うものになったけれども、これが私達流の"スクールアイドル"だというのを貫き通す意志。

こう思うと、彼女たちの目指す"特別なもの"の参考になったのが、A-RISEだったのかもしれませんね。

 

 

敵は誰? 敵は弱い自分の影さ

わかるでしょう? 弱い心じゃダメなんだと(影さ…ダメなんだ!)

受け入れられない中でも諦めかけた過去の自分からの脱却。

 

 

最高!(One more chance time!)

言われたいみんなにね(最高だと言われたいよ)

Dance now! Dance now!

最高!(One more chance time!)

言わせるって決めたんだよ(真剣だよ 遊びじゃない)

Dance now! Dance now!

最高と言われたいのは、自分たちを応援してくれる人達だけじゃない、かつて受け入れられなかった人にも言われたいから、彼女たちは今を踊り続ける。

 

 

遠くの光へもっとBaby!

一緒に跳びたいもっとBaby!

震える指先知ってても見ないで

大切なのは SELF CONTROL!!

 

Babyは赤ん坊、転じて未熟者だったり軽蔑的用法で見ると女の子という意味もあるそうです。

この女の子という意味は次の「CRASH MIND」に繋がる部分もあるので、頭の片隅に置いてもらえればと思います。

 

 

恋だ愛だと騒ぎたくない 孤独なほうが届きそうだから

函館聖泉ではどうなのか定かではありませんが、世間でいう女子高生は恋愛ごとだったりに敏感な年頃です。

その道を取らず、スクールアイドルとして孤独に生きることを選択した姉妹(もとい鹿角聖良)。

 

 

いま全て勝ちたい ただ前だけ見るって決めたよ

 

迷いの溜息飲み込んだ覚悟で 走り続ける SELF CONTROL!!

 

後のAwaken the power、冒頭のルビィソロで歌われる部分ですね。

続く気がして前だけ見つめて 走り続けてきたから

 

 

早く早くと声に出して 退路全部消しちゃえ Dance now! Dance now!

 

外へ外へと向かうEnergy 今日は今日の進化系 Dance now! Dance now!

もはや自分を急かす勢いで後戻りができぬよう走り続ける彼女たち。

 

彼女たちにとっての"今日"は、常に更新し続けるもの、それに対しAqoursにとっての"今日(イマ)"は、"未来"にするために累積させるもの、といった考え方の違いもこういう部分から垣間見えます。

 

 

かつて自分たちを受け入れられなかった人達、夢を諦めようとする自分自身の影、2つの"敵"と戦う曲こそこの「SELF CONTROL!!」なのです。

 

 

 

 

 

CRASH MIND

先程から挙げている「かつてSaint Snowを受け入れられなかった人達」、それをよりハッキリさせていますが、基本的には「SELF CONTROL!!」と根幹は同じように思える曲です。

 

 

まずこの曲のタイトル「CRASH MIND」について。

僕はダブルミーニングを持つと推測します。

 

・夢に向かって走ろうとした自分達の心(MIND)をCRASHされた

・それに負ける弱い心(MIND)をCRASHする

 

という2つの意味が込められた歌詞になってると思います。

 

 

誰かのシナリオ Dreaming future

No more trick,no more trap!

騙されたままの Dreaming future

いらないよ Bye-Bye

函館聖泉女子高等学校は礼儀正しく品行方正にも気をつかっている学校なので、そういう学校は進学などにも力を入れているという傾向もあると思います。

僕も高校は進学校と言われるような所に在籍してたので分かるのですが、特に聖良は卒業してからの進路の指導も教師からされているはずです。

あるいは親がどこかの会社の社長だったりするような生徒も在籍していて、もしかして聖良のクラスメイトにそういう人がいたかもしれません。

 

推測論ではありますが、いわゆる"レール上の人生"を否定するような意味がこの歌詞からは感じ取れました。

この大学に進学した方がいい、推薦で行けなどの指示されたレール。

親の七光りで約束されたレール。

そういうものはいらないし、決められたレールをDreaming future(夢見る将来)と称することが気に食わないと言った所でしょうか。

 

 

安全なとこから見てるって 私わかるよ

その傲慢な笑顔 大人のやり方ね

 

経験の意味なんて それぞれ違うはずでしょ

その老獪さ気取る 大人は嘘つきね

先程の話の続きになりますが

最初の「大人」は安全なとこから傲慢な笑顔で見ています。このことから

この「大人」は「親の七光りで約束されたレール」を辿るクラスメイト、生徒のことなのではないでしょうか。

SELF CONTROL!!」で挙げたBabyの意味。

もしスクールアイドルである鹿角姉妹をBaby=女の子→"少女"とするなら、その比較対象としてあえて周りのクラスメイトを「大人」と形容したとも考えられます。

 

そして二つ目の「大人」

老獪とは「経験を積んでいて非常に悪がしこいこと」という意味があります。

経験豊富な大人、となると自ずと学校の先生となります。

鹿角姉妹はどちらも根はいい子なので、まさか実の親を挙げることはないと判断したので消去法でこうなりました。

 

進路の指導をするも、それは結局学校の実績(我が校から○○大学へ□□人進学しました、等)のためである。

真に私たちのことを考えて指導してるわけではないと、聖良は感づいたのでしょう。

 

 

もう1つ取り上げておきたいのが所々で出てくる「trick」と「trap」

trickには「企み、(悪意のない)悪戯」

trapには「罠、(人を陥れる)計略」

という意味がそれぞれあります。

悪意のないという部分では、trickは"人為的でない壁"

人を陥れるという部分では、trapは"人為的な壁"とでも言えるのではないでしょうか。

例え自分の目の前に立ちはだかる壁が、自然に出来たものでも悪意のある人間によって作られたものであっても、それを壊す(CRASH)という思いもあるのかもしれないです。

 

 

 

 

DROPOUT!?

 

正直この曲、聴くだけならゴリゴリのロックでツーバスやギターの響く高揚感を煽るようないわゆるアガる曲なのですが、歌詞はとても辛いです。本当に辛い……

鹿角聖良が何を思ってこの曲名「DROPOUT!?(脱落者!?)」を付けたのか、そしてそれを理亞と一緒に歌う胸中はいかほどなのか。

 

 

ここまで来ても答えが 

わからない 迷いの中

つかんだはずの光は 本物じゃなかった

闇に飲み込まれて

 

いつでも意味を求めて

叫んでる 心の鼓動

確かなものが見たくて 走り続けてたら

闇に愛されてた

SELF CONTROL!!」で歌っていた頃と比べると、かなり迷走してる様子が分かります。

スクールアイドルとしてやっていくことに大して、相当の苦悩を抱えていたのでしょう。

 

DROPOUT!?

置き去りのpassion 予想外situation

何を悔いたって lost a sensation

情熱を置き去りにするほどの予想外な状況

それは感覚を失ったから。

スクールアイドルを始めた頃の情熱さえ、既に闇に飲まれかけている……

 

 

Go to the world

孤独がただ 今を歪めるなら

誰を呼びたいの?

かつて自分を高めるものであった「孤独」

しかしそれは、実は今を歪め迷わせるものであった。

 

 

悲観でcuration 悪徳へnavigation

それは嫌だって block your imitation

直訳すると、

悲観で情報を収集

悪徳への航行

それは嫌だとあなたの真似を遮る

となります。

悪徳は「人の道に背く心、行い」という意味です。

 

この部分にはこんなエピソードがあると考えたので、以下に記します。

 

 

 

 

 

ラブライブ!優勝を目指して日々努力する2人。

その二人を追い越さんとばかりの勢いで一気に追い上げてきたAqours

 

必ず手に入れるはずの

輝きはどこにある?

 

空の色が見えないのに

輝きを感じてる!

Aqoursの持つ"輝き"とは何なのか、何が原動力なのかと考えるも、それが分からず

 

分からない結果、Aqoursを真似ようという(スクールアイドルシップとでも言いましょうか)本来の精神に反する行動に出てしまった。

衣装は理亞が手がけているので、もしかしたら理亞も薄々感づいて、こう言ったかもしれません。

 

「姉様!この衣装って………」

 

しかし、尊敬する姉に逆らうわけもなく衣装を手がける理亞。

その姿を見る聖良は、やはりそれはダメなことなんだと自覚します。

 

 

 

 

そうして作られた、鹿角聖良のオリジナリティが込められたのがこの「DROPOUT!?」だと思います。

 

 

 

 

 


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気のせいであって欲しいのですが、なんとなく「MIRAI TICKET」の衣装と「CRASH MIND」の衣装が似てるように見えるんです。

そしてそれは奇しくも黒澤姉妹と……

 

 

 

 

痛みでOut of the world

胸が裂ける

こぼれ落ちた夢の欠片ひろえば

Out of the world

嘆きのあと いつか動き出せる

だから顔上げて……

今いる自分の置かれた状況、スクールアイドルとしてどうしていくのか。

迷っているうちに、思い描くスクールアイドルの世界から外れてしまう。

何より、妹を道ずれにしてしまったことに胸が裂ける思いでいる聖良。

 

せめて、自分が卒業してしまっても理亞にはちゃんとしたスクールアイドルの道を辿っていって欲しい、私のように闇に飲まれないようになって欲しいというせめてもの想い。

 

 

抑えることなど できない力

持て余してるこの想い

明日が描けない時も夢は 熱く蠢いてる

闇に飲まれようが、世界から外れようが

勝ちたいという思いはずっと持っている。

だからこうして舞台に立ち、歌い、踊っている。

しかし、その想いは明らかに衰えていっている……………

 

 

 

 

───誰を呼びたいの?

 

 

鹿角聖良の悲痛な叫びは、新たなる力を呼びました。

海を越えて届いた"光の輝き"が。

今、胸に眠る新たなる力を呼び覚まし、鹿角聖良を救済します。

かつて夢見ていた、夢と希望を歌う

きらびやかなスクールアイドルとして

最愛の妹と一緒の舞台に。

 

 

 

 

Awaken the power─────

 

 

 

 

 

 

 

Saint Snowの曲に込められた鹿角聖良の心の叫び、今一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。