マリンスノーの輝き

マリンスノーの輝き

残したい想い 海に降り積もる雪に

HAPPY PARTY TRAINの行く先 で見えたもの(ver.0)

お久しぶりです、どうもPastelです。

(もうファンミーティングも始まってしまってますが)Aqours 2nd Lovelive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR、無事大団円の中全公演終了しました。搭乗された方々本当にお疲れ様でした。

 

余韻に浸る暇なく、ラブライブ!サンシャイン!!2nd Seasonも始まり、まだまだ勢いの留まるところを知らないAqoursの皆さん、これからどんな軌道を見せてくれるのか、楽しみで仕方ないです。

 

 

さて、埼玉公演2日目に参加してきたのでその感想を……と言いたいところですが、今回は感想は省かせていただきます。

この広いネットで各地にいる有識者ラブライブ!サンシャイン!!に本当に真剣に向き合っている・追いかけている方々のアツい記事を読んでいただく方がよく分かるからです。

最近増えましたよねぇ、ラブライバーの方でブログを書く人。んでもって書き方上手い人が多い、僕のは下手の横好きの見よう見真似なのでまだまだですよ(先にハードルを下げておくスタイル

 

では今回何を書くのか、それは

 

HAPPY PARTY TRAINの現在における結論

 

……少々仰々しくはありますが、つまるところ"HAPPY PARTY TRAIN TOURを終えた今改めてこの曲について考える"ということをしたいわけです。

前回、曲がリリースされて数日した後に軽い考察雑記を書いたので、まだ読んだことのない方はまずこちらを読んでもらえればいいと思います。

pastel8memorandumllfinalafter1.hatenablog.com

 

前回は主にPVを主軸にして考察を広げましたが、今回はそれ以外のところからアプローチをしていこうと思います。

 

 

 

まず、前回でもあえて否定をさせていただいた"開いた花の香りから"の『花』=「僕たちはひとつの光」の『花』説、歌詞からも否定をさせていただきます。

ここで誤解をして欲しくないのは、僕は決してμ'sのことが嫌いとかAqours至高主義とかそういう類のオタクではないし繋がりがある説を撤廃したいわけではないということです。どちらも同じくらいに好きですし、ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルオールスターズが展開された今、μ'sとAqoursの世界を繋げてもいいんじゃないかという意見もあると思います。

人それぞれ十人十色な考えもありますし、もしその繋がりが本物だとしたら個人的にも素晴らしいことだと思います。と同時に本物と証明された瞬間この記事を爆破しますけどね(真顔

 

しかし、この「HAPPY PARTY TRAIN」がリリースされた頃にはもちろんスクスタの話なんてなかったし、僕は何よりμ'sの曲はμ'sの世界線で、Aqoursの曲はAqoursの世界線で描かれたものだから各々の世界を尊重するべきと考えているので、繋がりのある説の否定をしてきました。

 

本題に戻り、今回はこのインロジカルな説も加えて少しロジカルに切り込んでいきます。

 

開いた花=開花する、と捉えるならば"開花"にはもう一つ「物事が成就する」という意味もあります。

アニメが終わり1st LoveLive!も終えた当時、まさに0から1へと確かな変化を起こせたのです。なので、そのことに対する"成就"→「開いた花」とも取れるのではないでしょうか。

 

また、「香り」にも同じように切り込んでいくと、この単語には"美しさ"という意味も含まれております。

100%綺麗、とは言えないものだったかもしれませんがアニメもライブも全力で突っ走ってきたAqoursの姿は 美しかった と僕は思います。

えてして歌の歌詞というのは、暗喩だったりいろんな例え言葉を盛り込まれるものです。選んだ言葉がたまたまμ'sの素晴らしい楽曲とシンクロしたがために、こういう繋がりがあるのではという説が生まれたのだと思うので、致し方ないとは思いますが僕はこういう風にあえて否定をさせていただきます。どちらの世界も尊重したいのです。

 

ここからは、印象的な・自分が気になった歌詞をピックアップして考えていきます。

 

 

・はじまりと (さよならを) くりかえして

つまるところ「一期一会」かと思われます。

"期"は0だった自分たち、"会"は1に進んでいく自分たちといったところでしょうか。

今までの自分たちにさよならを、これからの自分たちをはじめて行くという、成長を繰り返してどんどん強くなっていくAqoursのまさに今の姿をよく表してる歌詞だと思います。

 

  

・思い出はポケットの中

ポケットの中、というと表には出てないけどいつでも出せる距離にある場所、という位置づけができるので、今が一番大事だけど私たちAqoursが築き上げてきたものや、ファンと作り上げてきた景色ももちろん大事だから一番近いところ(ポケット=心)にしまっているよ、っていうメッセージと考えてます。

 

 

・知りたいのは素晴らしい夜明けと 切なさを宿す夕焼け

Aqoursの皆にとって夜明けは希望のはじまり、夕焼け(転じて夜)は苦悩のはじまりというのは、一期を通してそして様々なオタクさんと交流して改めて象徴的な情景描写だなと感じました。それはアニメだけじゃなくこの曲の歌詞の中でも印象づけられております。しかし今のAqoursにとっては、あまり好ましくないであろう夕焼けすらも知りたいという貪欲さ、それは素晴らしい夜明けを知ってるからこそ言えることだと思います。

苦悩が希望のスパイスになってる、というのはこの後に歌われる「ためいきもたまに出ちゃうよ」という歌詞からも読み取れます。

ため息 というのは気苦労や疲れからか黒塗りの高級車に……出るものなので、これも言わばマイナス要素です、しかしあとに続く歌詞は「ハラハラし放題!」でどう見てもこの娘たち楽しんでますよね、これがAqoursの"0から1へとステップを踏んだ強さ"なのだ……と圧倒されます。

 

 

・意外なひとがそばにいた?

これは前回のブログでも触れた歌詞です。

その時は「今までの(0だった頃の)Aqoursメンバー」と解釈をしましたが、歌詞を一つひとつ噛み締めるようにして考えた結果、新たな見方もできることが分かりました。

それは"意外なひとがそばにいた?という事実自体が意味を成している"という見方です。

これから先、Aqoursも私たちも様々な人と出会うと思います。となると、人生を積み重ねていく上で「あ、実はこの人が自分のそばにいてくれたんだな……」と言えるような人も年を重ねる事に変わっていくと思います。

この歌詞で大事なのは、未来を目指すもいい、今を生きるのもいい、過去を大事にするのもいい。でも、そうやって生きていけるのは意外と言えるほどそばにいる人のおかげでもある。ということなのではないかと思います。

Aqoursはイベントやライブを重ねる度に、私たちファンの存在もちゃんと認識してくれたり大事にしてくれています。もちろんイベント毎に会える人は限られてくるわけで、毎回会える人なんてそうそういません。それでもAqoursの皆はそのイベント毎で会えた人全員を大事にしていこうとしてる。

そういう気持ちがあるからこそ彼女達は真っ直ぐに輝けたり、その姿が眩しく映ったりするんではないでしょうか。

 ……少し盲信的でしたかね?ファンなのでこれくらいは許してください(笑)

 

 

・想いを乗せて HAPPY HAPPY TRAIN to go!あしたが呼んでる 僕たちを

ラストサビの果南ちゃんソロ、そしてPVで映るエメラルドグリーンのサイリウムの草原にどこまでも伸びる光り輝くレール、とても印象的で感動的なシーンです。

しかし、感動的なのは歌詞もそうです。

これは2ndLovelive!を終えた今だからこそ分かったことですが、この歌詞こそが「HAPPY PARTY TRAIN TOUR」の真髄ということです。

ライブのアンコール時に流れるムービーで燃料切れのHAPPY PARTY TRAIN号にみんなの想いを分けて欲しいとAqoursの皆が言ってたように、HAPPY PARTY TRAINが燃料として乗せてるのは"Aqoursが好きなみんなの想い"、そして"僕たち"と歌ってるAqoursを呼ぶのは何か?これは恐らく"私たちファン"なのではないでしょうか。「あした=ファン」という比喩が成り立つのだとしたら、これはとても嬉しいことではないでしょうか。

 

 

・とおい駅できっと何かが待ってるね(の)

青空Jumping Heartで「見たことない夢の軌道 追いかけて」という出だしがあります。

見たことない軌道、どこまでも続く線路の先にある駅……そこにある"何か"を追い求めていくためにAqoursは今がむしゃらに頑張っているわけです。そういう点で言うならば、ここは共通してる歌詞だなぁとしみじみ思いました。もしかしたら他の曲でも共通してる歌詞があるかもしれませんね。

 

そうです、Aqoursを乗せた、そのAqoursが好きなファンの想いを載せたHAPPYでPARTYなTRAINはライブが終わった後でも、まだまだどこまでも進んでいくのです。

 

 

 

自分が今まであまり歌詞についてじっくり考えるタイプではなかったので改めてまじまじと歌詞カードとにらめっこしていると、色んなメッセージがあるなぁと個人的にも満足した考察?となりましたが、いかがでしたでしょうか。

自分が思うに、このHAPPY PARTY TRAINで見せる歌詞の一つひとつないしはグループが電車の各車両になっていて、その車両一つひとつに物語や世界が乗っている、と考えてもいいのかなと思っております。

 

 

 

 

お次は、曲を飛び出し今回行われた2ndに注目して見てみましょう。

今回行われたライブは「HAPPY PARTY TRAIN TOUR」なので、これも当然考えていくべきでしょう。

 

まず、このライブの最大のミソは「想いを乗せてHAPPY HAPPY TRAIN to go! あしたが呼んでる僕たちを」です。

HAPPY PARTY TRAINの動力源はファンの様々なAqoursに対する"想い"、そして前述のとおり「あした=私たちファン」が国内三ヶ所からAqoursの皆を呼ぶという、次に行われるファンミーティングへとレールを繋げる、さらに言えばファンミーティングの先駆けとも言えるような構図にあると考えています。

そして、三ヶ所とも共通してオープニングムービーでもHAPPY PARTY TRAINが登場しており、その数箇所でHAPPY PARTY TRAINのMVでも使われたシーンが出てきています。

以上のことを踏まえると、曲としての「HAPPY PARTY TRAIN、そしてライブとしての「HAPPY PARTY TRAIN TOUR」、この二つがあって初めて"真のHAPPY PARTY TRAIN"が完成する、と僕は考えております。曲ありきのライブ、ライブありきの曲ではなく、この二つのどちらも欠けては完成しない、とも考えています。

 

あと、ライブ開催中で僕がふと思ったのが「Aqoursなのに陸上を走るってなんか違和感あるな」ということです。

ツアーなら全国的に飛んで回れる飛行機だったり、なんならAqoursにふさわしいであろう船でもよかったわけです、海を走りますし。

 

でもなぜ"電車"を取ったのか?それは、電車の方がより多くの、より隅々の場所に止まれるからです。

空港や港では場所が限られてしまいます、名古屋や神戸なら空港と港どちらもあるのでそこまでだったら電車以外の選択肢も取れたと思いますが、埼玉はどうでしょうか。

行った皆さんなら分かると思いますがメットライフドームへは、車以外だと電車でしか行くことが出来ません。なので、埼玉会場があるからこそ電車である所以が色濃くなりますし、そこを最終着駅に選んだのもそれを印象づけるためだと僕は考えております。

 

 

 

ここまで書き出しておいて、じゃあ結局のところこの曲はどういう曲なのさ?と思う方へ僕はこう答えます。

HAPPY PARTY TRAINという曲は"今"から"未来"へと足駆けていくまさにその瞬間の熱を歌う曲であり、同時にAqoursを動かす原動力としてファンの皆の想いがあるんだよというAqoursからのメッセージが込められている素晴らしい曲であると。

承認欲求、ではありませんがこうやって演者側からファンに向けての明確なメッセージがあると分かり、その内容がとても喜ばしいものであれば、ますます応援しがいがあるというものです。

こういうAqoursとファン、お互いが尊重し合い感謝し合いという構図が僕はとても好きなのです。それを伝えてくれるこのHAPPY PARTY TRAINが好きになるのは、当然だなとここまで書き出した時点で改めて身に染みて思います。

 

 

 

 

長々と書いていきましたが、ここまで読んで下さり本当にありがとうございました!

僕のHAPPY PARTY TRAINにかける想いが、少しでも伝わればとても嬉しいです。

 

これからのAqoursの活動などでこの「HAPPY PARTY TRAIN」にも新たな意味や想いが込められるとは思います(思いたい!)が、とりあえず今の時点での結論はこんなもので。

Ver.0って書いてあるって事は、つまりそういうことだと頭の片隅にでも置いておいてください(小声)

今回のブログも言ってみれば、途中下車した駅のように捉えてもらえれば幸いです、HAPPY PARTY TRAINの走るレールはどこまで続くかわからないんですからね!

 それでは、またどこかで(๑ŏᴗŏ๑)*╮

 

 

Pastel

INNOCENT IMPRESSION~Aqours2nd神戸公演2日目の感想などなど~

8月19日、20日に神戸ワールド記念ホールにてAqours 2nd Lovelive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR 神戸公演が行われました。参加されたファンの皆様本当にお疲れ様でした。

 

これで残すところは9月29日、30日埼玉公演のみとなりました、セットリスト等で様々な憶測や思惑が飛び交いじっとしていられない約1ヶ月となりますが、とりあえずは神戸公演の感想なりを気持ちが熱いうちにつらつらと書き留めておきたいと思います。

 

それと、今回の神戸公演をきっかけに気になった楽曲があるので、そちらの現時点での簡単な考察も最後に添えておきます。

 

 

 🚃ライブの総括

まずは今回のライブの全体的なレポートを

 

自分は今回が初めての現地でのAqoursライブだったので、初めて生のAqoursをライブで見れる!(厳密に言えば沼津夏祭りのステージで見たのが初)と期待で胸がいっぱいでした。

座席はAブロックのスタンド席とだけしか認識してなかったので、ものぐさな自分は詳しい席の場所を調べないまま会場入りし、列と番号を照らし合わせながら席を探しました。

 

そして自分の席を見つけた時の第一声

「は!?スタンド席最前!?ステージ近すぎwwww」

 

そうです、スタンド席でも一番前の列でホントにステージ端が目と鼻の先のように思えるほど近く、その時からAqoursのメンバーが端に来た時絶対全力でブレード振ろうと決めたりとニチャニチャ気持ち悪い笑みを浮かべながら開演を待っていました(

 

そして開演となり会場が暗転、モニターにあのHAPPY PARTY TRAIN号が写し出され、メンバー紹介へと変わっていきます。

この時のムービーにちょくちょくHAPPY PARTY TRAINのPVでも使われたシーンが映っていて、まるでそのムービーがHAPPY PARTY TRAINのPVを補完していくような、PVとライブとの"線路、レーン"が繋がったような気がして、感動のあまりこの時点で泣きそうになりました……

ちなみに、この公演全てを通して一番泣きそうになったのが、この始まる前のムービーです(

 

そして神戸駅すらすっ飛ばして全速力で駆け抜けていくHAPPY PARTY TRAIN号が、まさに目の前のステージ上に現れ、Aqoursの9人を乗せて到着!

この演出はたまりませんでした、この演出で既にテンションは振り切れんばかりにまで高まりました!

 

 あとは、ラブライブ!のライブでは恒例となった幕間(まくま)アニメ

神戸ということで高槻さんの地元ということもあり、花丸ちゃんが絶好調でしたね。あとUCC缶コーヒー。

回を重ねるごとにハッチャケていってる気がするのは気のせいですかね?w 1stの時以上に笑わせてもらいました。

 

スタンド席最前だったので、ライブ中に演者を乗せて行くゴンドラも、表情や手を振る姿もハッキリと見えて大満足でした。

曲中何回か手を振り返したり、目が合った(ような気がした)りで終始ニチャニチャオタクスマイルを隠しきれませんでした(

 

幸いにも席だけでなく周りの人にも恵まれていたおかげで、所謂"厄介"と呼ばれるような人もいませんでしたし、自分が思いっきりサイリウムを振ってると周りも呼応したかのように振りが大きくなったりと、一体となりつつライブを楽しむことが出来てとても幸せでした。

 

🚃楽曲について

 

 全曲の感想を述べると(自分も読む側も)大変疲れるので、気になった曲を数曲だけ

 

 

HAPPY PARTY TRAIN

言わずもがな今回のライブのテーマ曲であり、僕の一番好きなキャラである松浦果南ちゃんがセンターを務める曲ということもありいろいろと感慨深いものがありました。

「はじまりと さよならを 繰り返して」の指をくるくるする振り付けも諏訪さんがしっかり再現してくれたり、何と言っても衣装の作り込みがすごかったです!

PVではラストサビに夜に変わるところで衣装の一部が光る演出がありましたが、それを完全再現してくれてもう感動の嵐でした。次に歌った「ハミングフレンド」では光ってた部分がちゃんとメンバーカラーに光っててとても綺麗でした。埼玉でもあの衣装が見れてAqoursの皆が踊る姿を今からとても楽しみにしています。

 

 

・空も心も晴れるから

今回のライブで個人的に一番化けた曲です。2年生組がしっとりと歌い上げる曲なので、三人の表情に注目しながら聴いていました。

全体的に見ると、伊波さんはこちら側に語りかけるように視線を真っ直ぐ向けて歌い、逢田さんは表情で歌うように歌っていました。そんな中斉藤さんは、憂い気というか少し表情が堅いかな?と思いながら見ていましたがラストサビでは朝日のように眩しく照らすような笑顔で歌い出したので、心のどこかでホッとしました。

 

この曲では、後ろのモニターに映る景色がサビに入る毎に[夕方(一番サビ)→夜(二番サビ)→早朝(ラストサビ)]と変わっていきました。

今回の神戸公演を機に初めてお会いしたファンの方々と色々ラブライブ!サンシャイン!!のお話をしていく中で、Aqoursにとって「朝」というのが一つのキーワードということを教わり、Aqoursにとって希望の光をもたらす朝の景色の時に初めて斉藤さんが笑ったのはもしかしてそれを意識してなのかも……という考えも持ちました。

あとは、間奏時の斉藤さん→逢田さん→伊波さんへとバトンを渡すかのようにダイナミックな踊りを魅せてくれたのも印象的でした。

 

 

・SKY JOURNEY

PVのない曲でどういう風に仕上げてくるか期待しながらこの曲をいざ迎えると、キレッキレのダンス曲でこの曲の"カッコよさ"というものがますます際立つものでした。

特に横一列に並んで全員が踊る部分がとても目に映えて見てるだけでもとても楽しめました。

ただ、全員が同じような踊りをするとなるとどうしてもキレの良さや安定度に個人差が生まれてきます。この人は1stからだいぶ良くなったな、とかこの人はまだまだ伸びるはずだ!というのも見えてきた意味ではまだまだ"成長途中"、言い換えれば"楽しみの伸びしろを余している"ということなので、埼玉までの短期間、どのように仕上げてくるのか楽しみです。

あと、個人的なところで言えばこの曲の考察は間違っていなかったと、安心できたことですかね(

 

 

青空Jumping Heart

・君のこころは輝いてるかい?

2曲とも1stでも披露された、ないしは様々な所で披露された曲です。

自分は初めて見たのが1stで、それ以来なのでおよそ半年のスパンを空けてのこの2曲ということになります。

半年も経てば多少は記憶が薄れるものではありますが、それでもAqoursの9人の踊りや歌に安定感が生まれてきてて、一番成長を感じた曲でもありました。

事実、アンコール前のMCでも高槻かなこさんは「青ジャンの振り付けで(片足上げて)止まれるようになった!」と嬉しそうに語るシーンもあり、Aqours自身も成長を感じた曲なのかな、と思い胸を熱くしました。

どこまで成長し続けるか分からないAqours、この2曲を指標にこれからも見届けていきたいです。

 

 

 

 🚃演者について

 

ここでも特に印象に残った方についての所感を

 

 

まず一番印象に残ったのは降幡愛さんでした。

ハミングフレンドで小林愛香さんに負けず劣らずの高く飛ぶ姿を見た瞬間から「あ、これは注目するべきだな」というオタク特有の直感が働いて、

また、印象的だったのは曲を披露してる時は100%"黒澤ルビィ"として、MC中の立ち振る舞いは100%"降幡愛"としてのスイッチの切り替えが顕著で、双方の自分の持ち味を大事にしていることが伺えました。

あと、一番印象に残っていることと言えばやはり練習風景の映像での真剣な表情で練習に取り組む降幡さんの姿でしょうか。

アニメでもHAPPY PARTY TRAINのPVでも、ルビィは特に踊りを一生懸命練習してる姿が多く見られました。黒澤ルビィに1歩でも近づくために、一心同体になれるように降幡さん自身も計り知れない練習量をこなしてきたのでは、と思えるような映像でした。

降幡さんとルビィちゃん、お互いに熱いハートを内に秘めてるのでそのポテンシャルを今後どこまで引き出し魅力を輝かせるのか、期待で胸がいっぱいになりました。

 

今回のライブでAqoursの皆に言えることなのですが、1stでは"キャラに手を引かれながら一緒に舞台の上に立って演じる"といった立ち振る舞いから、2ndでは"同じ立ち位置に立って演じる"というキャラと声優さんの距離感やリードの距離が縮まったような気がしました。

まだまだキャラと一心同体にはなりきれないけども、やっと同じラインに立って2人で歌って踊って演じることが出来ている。そんな印象を受けました。

 

 

一方でまだまだ伸びる可能性を秘めていると感じたのは諏訪ななかさんでした。

SKY JOURNEYのV字になってダンスをするところで、諏訪さんは客席から見て右端に位置しており、横一列に並んでる時と違って周りと踊りを合わせるということが困難な位置でした。それもあったせいか、少し踊りが走り気味に思えた部分が何カ所かありました。

また神戸2日目に限った話かもしれませんが、声が100%出し切れていないのかな…?と思う部分もありました。

こういうのは演じた本人が一番分かっていることなので、外野がとやかく言うことではないというのは百も承知ですが、恐らく諏訪さん自身も先ほど述べた部分含め課題点を神戸までの公演でいくつか抱いていると思います。

それを約1ヶ月という短い期間でどれだけ解決できるか、100%の"松浦果南"としての立ち振る舞いを魅せることができるのか。

私はとても楽しみにしていますし、輝く諏訪さんの姿が見たいので応援もしています。

 

 

 鈴木愛奈さんについては、歌唱力はもちろん自分のキャラについてもブレを感じさせない"いつもの鈴木愛奈さん"という雰囲気を感じました。ただ、やはり1stと違うなと思ったのは、より鞠莉に近い立ち振る舞い方を自然に出来るようになってきたなと個人的には思います。

あと個人的にグッときたのは、最後のMCで埼玉のことを「最終着駅」(多分そんな感じのニュアンスで)と言ったところです。

本来電車なら「終点」と言うべきところをあえてそのような表現で言い放ったのは、Aqoursの乗るHAPPY PARTY TRAIN号に終点はない、自分たちでレールを築き上げどこまでも行けるという意思の表れからだと思いました。

 

 

 最後に伊波杏樹さんのお話を。

彼女を語る上でやはり外せないのは、アンコール前のMCだと思います。

ラブライブ!サンシャイン!!が好きで、Aqoursが好き。(ファンからしたら)そんな当たり前のことを素晴らしいことだと気づかせるような魂のこもったMCで、胸が熱くなりました。

Aqoursのリーダーとして背負ってきたもの、見てきたもの、感じてきたものが積み重なってこそ言えることだと思います。スキを好きと言えること、輝くって楽しむこと、このライブ中に感じてきたことを伊波さんは言ってくれました。重みがまるで違います。

μ'sと比べると経歴もまだ浅いけれども、数々のことを形にしてきたのはAqoursないしはラブライブ!サンシャイン!!が持つ"勢い"と言うべきか"熱量"と言うべきか、とにかく伊波さんをはじめとしたメンバー全員の真剣な思いと、それに呼応するかのようなファンの熱意の賜物だと、僕は思います。

その思いが溢れたからこそ、涙するメンバーもいた。僕は思います。

埼玉ではどんな思いを口にしてくれるのでしょうか、口にしたら自分はどういう思いを抱くのだろうか。ある種の覚悟を持って埼玉公演、挑みたいと思いました。

 

 

 

 

以上で今回の神戸公演の所感とさせていただきます。

本当に次の埼玉公演が楽しみで仕方ない、そんな思いにさせる素晴らしいライブでした、埼玉公演も今回以上に最高にHAPPYでPARTYなライブにしていけたらなと思う所存でございます。

 

 

最後に、冒頭でも書いた通り今回の神戸公演をきっかけに気になった楽曲についての簡単な考察をしていきたいと思います。

ここからはもの好きな方のみ読んでいただいても構いません。

 

 

 

 

🥚「INNOCENT BIRD」について

 

はい、気になった楽曲というのはAZALEA 2ndユニットシングル「GALAXY HidE and SeeK」のカップリング曲「INNOCENT BIRD」でございます。

 

なぜこの楽曲が気になったのか、それは神戸公演が始まる前に今回初めてお会いするファンの方々と待ち合わせて色々な話をしていた時に、その内の1人のファンの方に貸して読ませていただいた"本"がきっかけでした。

 

それは、同人作家のいなばさんが著作した「国木田花丸 他」という本です。

当初はこの本に収録されている"未熟ドリーマー 果南編・鞠莉編"が見てみたく読ませていただいたのですが、ふと目に入った"宝石になった日"というお話が目に入り、読んでみました。

内容としては、黒澤ダイヤが主人公の話で3人だった頃のAqoursを結成したものの解散に至り、アニメ1話で高海千歌の配るスクールアイドル勧誘のチラシを拾い上げるまでの黒澤ダイヤの中にある心の葛藤を描き上げた二次創作のお話です。

 

その中で、高海千歌に出会う直前に"スクールアイドル"というものに対する壮絶な葛藤に苛まれ、「…助けて……」とダイヤは声を漏らしたコマがありました。

このコマでふと自分は「あぁ、ダイヤさんは誰かに自分がスクールアイドルをもう一度始めたいというきっかけをくれるのを待ってたのかもしれないな……殻を破って欲しかったんだな……」と自然に思いました。

 

………"殻を破る"…………??

 

ふと自分が思った言葉に、なにか引っ掛かりを覚えそれが何か思い出した瞬間ハッとしました。そうだ、それに似たような歌詞がAqoursの曲にはあったと。

 

それが、「INNOCENT BIRD」だったのです。

 

 

 この時はまだ、曲の考察はまたライブが終わってしばらくしたら細々とやろう……そう思っていました。

しかし、それは神戸公演を機にさらに加速することとなりました。

 

現地やライブビューイングでINNOCENT BIRDのステージ後ろにあるモニター映像を見た方なら既にお分かりだと思いますが、この曲では終始カラフルな卵のようなものが映ります。

カラフルな卵と聞いたらまず思いつくでしょう、この卵は恐らく「イースターエッグ」で間違いないと思います。

 

 

そもそもイースターとは何か?

 

大雑把に説明すると、イースターとはイエスキリストの復活を祝う"復活祭"で、卵は雛鳥が殻を破り誕生するということで"復活"の象徴とされています。

このイースターの日には、色を塗って装飾した固ゆで卵を転がし、速さを競う「エッグロール」、カプセルのように二つに分かれるプラスチック製でできたカラフルな卵の中に、お菓子等を入れて家の中や庭の敷地内のどこかに隠し、それを探し出すという「エッグハンティング」などの催し事が行われます。

※軽く調べただけなので、詳しく知りたい方は各自で調べてください…その方が確実だと思います……orz

 

で、僕がこのイースターでの催事で気になったのは後者の「エッグハンティング」です。

隠された卵を探し出す

この「卵」を「人」に置き換えると、まるで"かくれんぼ"のようではないでしょうか?

 

そうです、実はこの曲にも「HidE and SeeK=かくれんぼ」の要素が入っていたのです。

 

 

では、なぜこのような回りくどい例えをしたのでしょうか?

 

 

ここからはあくまで僕の想像の域での話ですが

 

この歌詞を書いた張本人が、卵を見つけるがごとく、この歌詞に込められた思いを見つけて欲しかったのではないかと思いました。

 

仮にAqoursの楽曲全てがAqoursのメンバーの手によって作詞されてある、という前提が通用するならば

この曲の歌詞を書いたのは黒澤ダイヤなのではないか、と僕は思います。

 

 

この答えに行き着くにあたって参考にしたブログがあります。

 

https://gamp.ameblo.jp/segnel/entry-12301533285.html

↑GALAXY HidE and SeeKについて、僕のTwitterのフォロワーであるせぐねるさんが考察したブログ記事です。とても読みやすくて、GALAXY HidE and SeeKの見方が変わってくる素晴らしい内容なので是非読んでみてください。

 

で、このブログの内容を抜粋すると

 

GALAXY HidE and SeeKは黒澤ダイヤを救う歌なのではないか

 

GALAXY HidE and SeeKは「自分の生まれや運命・人生の全てを肯定させてくれる」曲だと考えているので、黒澤家に囚われているダイヤの身上や心情を考慮すると、より深いものになっていくのではないかと思います。

 

というようなことが書かれております。

 

INNOCENT BIRDにもGALAXY HidE and SeeKの要素が込められているとしたならば、このような内容も当てはまるのではないかと思ったのです

 

 

隠された卵、その中にあるのは

 

かつてスクールアイドルを諦めていた時に自分の中にある「でも、本当はスクールアイドルをやりたい!」という葛藤(いなばさんの作品の内容に基づくものです)であったり、スキを"好き"と伝えたい想い、縛られた身の上や立場からの解脱、そんな想いを肯定してくれる、救ってくれる存在が欲しいという欲望など、ダイヤの口からはなかなか出せない思いを、歌詞という"卵"に閉じ込め、いつか誰かがその"卵"の殻を破り、自分の中の輝く想いを"復活"させたいという願い

 

なのではないかと思いました。

 

 

つまり、INNOCENT BIRDはそれ自体が一つの大きな「イースターエッグ」なのです。

 

 

 

先程、様々なダイヤの想いが卵に閉じ込められていると述べましたが、彼女自身が一番見つけて欲しいのは、スクールアイドルをやりたいという"初々しい"想いだと思います。

そしてそう想う事は決して罪なことでは無い、"無罪"であるということを黒澤ダイヤ自身は殻を破った人に言ってもらいたい、そういう想いもあっての"INNOCENT BIRD"という曲名を付けたのだと、思います。

 

 

 

「こうだったらいいのにな」みたいなこじつけ満載な曲考察でしたが、いかがでしたでしょうか。

歌詞の細かな表現や既存のメディアからさらに掘り下げていくことも出来るかも知れませんが、とりあえずはこんな形での考察ということで。

 

 

ここまで読んでくださった超もの好きな方、本当にありがとうございます。

話は戻りますが、HAPPY PARTY TRAIN TOURはいよいよ埼玉公演を残すだけとなりました。彼女たちが千秋楽で何を魅せてくれるのか、レールの先にはどんな景色が待っているのか、一ファンとしてとても楽しみです。

最後の駅まで駆け抜けて行くAqoursの皆を、全力で応援していきましょう!!

 

 

Pastel