マリンスノーの輝き

マリンスノーの輝き

残したい想い 海に降り積もる雪に

魔獣編という"あり得た世界"

AbemaTVで前後編、コミカライズで叛逆を見てようやく読む踏ん切りがつきました、魔法少女まどか✩マギカ 魔獣編

ずっとずっと叛逆以降の話は敬遠し続けてきた自分ではありますが、また新たなまどマギの世界がリリースされるのではというこの風潮に吹かれて、向き合うことにしました

酒も入ってるし、まだ1回しか読んでないですが、新鮮な気持ちを残しておきたいと思ったのでこのブログを書き残します

 

 

まず冒頭部、話の流れとしては本編と似たような流れを取ってると言った印象でした

さやかが杏子に魔獣に仁美の心を喰わせるとけしかけた辺りも、恋煩いで次第に染まっていくさやかだったり、「似てるなぁ〜」と思った矢先に本編最終話のあのシーンに繋がってハッとしました、まだ始まってなかったんだと

 

ほむらについては、色々と思うところがありました。相変わらずまどか好きすぎるな〜とか、魔獣マドカを前にほんの僅かに顔緩んだりとか、相変わらずな面もありますが、ここでは「暁美ほむらの思い」というものが大きなキーワードとなってきます

この暁美ほむらの思いが、様々な面に作用して物語は展開していきました。

思いが奪われそれが特異な魔獣を生み出し能力を与えてしまったり、その思いを自らの力によってねじ曲げてしまったり、膨大なほむらの感情エネルギーがほむら自身を取り巻いていく話になっていきます

叛逆で痛いほど知りましたが、暁美ほむらの感情エネルギーのキャパシティは人智を超えていると思います……それも時を何度も超えた特異点だからこそなし得るものなのかもしれませんね、因果の収束点を造り出す程なので

 

もう一つ気になったのが、魔獣編では随所で「魔法少女としての使命」というものが現れてきます

魔法少女としての最期を迎える前のさやか、両親に化けた魔獣を倒す際のマミさんの所が印象的でしょうか

何回もこうやって魔法少女としての使命を表すような場面を作るということは、なにかメッセージがあるのではと推測してるのですが、今のところでは分からないのでまた精読して理解を深めようと思います

 

そして最後は「奇跡」のオンパレードですね、そうやすやすと起こるもんじゃないんですけどね(

概念となれ果てる直前に既に奇跡は起きていたという場面は胸が熱くなりましたね、ここに限らずですが既存のストーリーをうまく絡めていってるので、つながりを見つけた時の感動もより一層といったものです、恐らくは今後新たに展開する話にも持ち越される部分もあるのでは……と今から虎視眈々と睨んでおります

 

とりあえずはこんなところで、また折に触れてまどマギの世界の理解を深めていければいいなと思っております。

原案ももちろんですが、ハノカゲ先生の描くキャラや世界が素晴らしかったです!本編コミカライズからずっと読んできて、いつも感動してます

何箇所かマミさんめっちゃ可愛く描かれてて、マミマミストとしてはとても嬉しい限りでした(小声)

 

では、またなにかの機会に

原点にして頂点

AbemaTVさんで放送された「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」の[前編]始まりの物語、[後編]永遠の物語 の一挙放送を観終わりました。

久しぶりに通して観たということもあり、未来の自分のために今思ったことを書き残しておきたいと思います。どうせこんなブログ覗きに来る超物好きなオタクなんて、いないでしょうしね(笑

 

 

 

 

さて、私は言わずも知れた(?)まどマギオタクであるわけですが実は

 

本編は両手で数えるほどしか観てないんです

 

「そんなんでよくまどマギのオタクとか自称できるなww」とか言われると思います、実際自分も思います、恥ずかしい話ではありますが……

1回1回を大事に観てるつもりではありますがやはり回数には敵わないですし数年前のアニメで、アニメも映画も既にBD/DVDが出ている今こんだけ熱が浅いままではアカンやろ!ということで今回の一挙放送を観ることになった、というのが正直なところです。

まぁ、まどマギにハマったきっかけというのが、ニコ動のパンツレスリングの空耳を各キャラにアテレコする本編まがいのMADっていう時点でお察しですが(小声

 

 

 

本題に戻りましょう

勿論このブログは「雑記」をポリシーとして書いてるわけなので、時系列云々関係なく書き殴っていきます、そもそも自分のためのブログなのでかしこまる必要も無いですしね

 

まずひしひしと感じたのは、まどマギに登場する人物の「理想」と「現実」の噛み合わなさというか、食い違いというかの不条理さですかね。

言うても、まどかやさやかは中学二年生です。無償の慈悲や正義を掲げるといったことも許されちゃう年代ですし、そういう感情を抱いてもおかしくない年代でもあると思います。優しいことが一番、とか思いこんでいる時代もつい最近まで自分にもありました。

でも現実はそうではない、そう突きつけるための存在がキュウべぇをはじめとするインキュベーターです。このインキュベーターと他のメンバーとのやり取りで、幾度と現実と理想の食い違いや、時には不条理さというものを感じました。

年取るのは嫌ですねぇ、当時はこんちくしょうと思ってたキュウべぇの言ってることがすごいよく分かるんですよ。こうやって輝かしい理想から離れていくんだなぁって、正義のヒーローなんて所詮夢見事なんだなぁって思うようになってしまいました。

あいつも"間違った事は言ってない"んですよね、"聞かれない限りは"真実を言わないですし。近年の悪徳商法そのものじゃないか(呆れ)(風刺)

そんな変えようもない現実を直視してもなお、希望を捨てることが間違ってると言い張るのが鹿目まどかという少女ですよ。彼女の優しさは、人に安らぎを与え、時には人を不幸にし、最終的には希望となる。芯を曲げない"優しさ"だからこそなし得たことだと思います、現実世界にいたらどんな聖人だよってなりますよね(概念になるとまではいきませんが)

 

この歳だから言えるけれども、悪く言えば「子供っぽい」んですよね、登場人物の発言は。年相応だから全然いいんですが

それが如実に現れてるのが、美樹さやかちゃんなんですよね、あの娘は本当に人間臭く描かれていて好きです。年相応のおちゃらけ具合、恋の不器用さ、正義is全てといった考え方、さらには魔法少女になってからの後半の自暴自棄さも、思春期の女の子といったところでしょうか。そんな娘に重すぎる宿命を背負わせるインキュベーターやっぱ許せねぇなオイ

そんなインキュベーターサイドから見れば、さやかは「理想の第2次性徴期の娘」のモデルケースとして最適だったんでしょう。他の魔法少女でも、「そうならざるを得ない状況」だったマミさんは例外としてそんな感じで魔法少女として契約を結ぶことも多かったでしょうし。

さやかも本当に可哀想な女の子でしたね、色々な意味で。傍から観たら(メタな話アニメを観れば)、今まで献身的に尽くそうと奔走してたさやかに退院の時期や復学の時期を伝えてもらってない上条の思いが見えてこなかったり、挙句の果ては仁美に取られそうになったり、踏んだり蹴ったりですよホント。自分って何だったんだろうってなりますよそりゃ。でもそれが現実、口に出さないと分からないという現実。作中でもさやかが上条に「好き」と思いを伝えたことは無かったし、「明るく優しい幼なじみ」ってポジションから動きはしなかったんでしょうかね

 

 

とりあえずはこんなところで、明日は叛逆の物語も放送するみたいなので楽しみにしてます( ˇωˇ )