マリンスノーの輝き

マリンスノーの輝き

残したい想い 海に降り積もる雪に

WONDERFUL STORIES〜僕のラブライブ!が始まって5年

どうも、パステルです

 

 

いよいよ明日はラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd Lovelive! Tour 〜WONDERFUL STORIES〜埼玉公演の皮切り日となりました。

 

 

 

ど同時に、僕にとってはもうひとつ大事な日でもあるのです

 

 

 

そう、それは

 

μ’sのメンバー 東條希さんの誕生日です。

 

 

 

東條希さん推しになってから、僕は毎年この日に希さんの誕生日を祝えることをとても楽しみにしています。

 

 

僕が一番最初に目についたメンバーで、それ以来ずっと推しです

 

 

 

 

そして、そんな希さんが目についた日

 

 

5年前の今日

 

 

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル Android版がリリースされ

 

僕のラブライブ!が始まりました

 

 

 

数あるラブライブ!を知るきっかけの中で、僕の入口はスクフェスでした。

 

 

元々のきっかけは、スマホ音ゲーがやりたいってことで、何かとTwitterを始めとしたネットでも話題のスクフェスをこの機にインストールして遊んでみようと思ったからです。

 

 

当時は"アイドル"もののアニメにあまり興味がなかった僕なので、これも時間が経てばいずれ飽きるでしょ……という軽い思いで始めて、今までずっと続けてます。

何があるか分からないものですね、人生ってさ……

 

 

 

5年も経つと当時どういう風にチュートリアルが進んでいったかがかなり曖昧になってはいるのですが、ひとつ覚えてるのが

 

初期Rを9人のキャラの中から選ぶところ

 

ラブライブ!という名前は聞いたことあったけれども、キャラクターの容姿、声、名前、特徴までは知らなかったので、μ’sの9人に初めて会ったのはこの時です。

 


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拾い画で申し訳ないのですが、こういう選択画面ありましたよね。懐かしい…………

 

こういうの結構時間かけて選んじゃうタチなので、9人全員の声とセリフをしっかり聴いて吟味しました。

結果、選んだのが東條希さんでした。

 

 

そこからは、プレイ出来る曲やストーリーを観たり聴いたりして

ニコニコ動画に上がってるラブライブ!のMAD動画を観たりして

アニメの方に興味が湧いたので、アニメ一期を観てみることにしました。

 

 

当時はこんなにメンバー間ギクシャクしてるものだと驚いたものです。

やっぱりどんなに素晴らしい曲を歌うグループだとしても、最初の1歩は上手くいかないものだと。

それが人間臭くてラブライブ!の好きなところでもあるんですけどね。

 

その人間臭いところがとても面白いから、これをリアルタイムで味わいたい!って思うようになり、普段はアニメを一気に観ることが多い自分がラブライブ!だけは絶対に放送当日には観るようにしてました。

 

 

それからは名古屋で行われてたラブライブ!オンリーのオフ会に何度か参加して、同じラブライブ!を推していく人たちと出会って、仲良くなって、色々な縁ができました。

 

"みんなで叶える物語"なので、ラブライブ!を応援していくには仲間は不可欠だと個人的には思っています。

twitterなどのSNSを通じて仲間を募るのもアリなのですが、僕的にはやはり実際に会って話してという「face to face」の形が1番理想的だったので、できるだけ会って話すというスタイルを取ってきました。

それは今も同じで、周りにお酒が飲める仲間も増えてきたので飲みながら色々話したり……っていうスタイルが最近は多いですね。

 

 

4thライブ(LV2日目)、ファンミーティング(長野、愛知)、そしてFINAL(現地両日)

 

イベント経験としては少なめ?ですが、今でもとても思い出に残るいいライブでした。

 

 

 

そしてAqoursの物語が始まる「ラブライブ!サンシャイン!!」が発表され、誰を推していくのか

ラブライブ!公式ホームページの当時更新されたばっかりのキャラクター紹介でじっくり

見て考えて


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希さんを見た時と同じ「直感」

あの感覚がこの松浦果南ちゃんを見た時に感じられました。

そして今まで、ずっと一推しです。

 

 

そしてアニメ一期放映前

μ’sをとても大事にしてきた人の中で、なかなかAqoursを受け入れられない人が周りには多かったのと諸々の事情もあり、一期を観始めた頃は1人で推し始めました。

 

最初の頃は、「あれ、果南ちゃんなかなか出てこないけどこれ大丈夫……?」と不安に思いながら毎週観続けてましたが

 

9話「未熟DREAMER」で今までの不安が全て糧となり、想いがこみ上げてアニメ観終わってしばらく大泣きしました。

いい大人がアニメで大泣きしてしまった……と落ち着いた後冷静になったと共に、この「ラブライブ!サンシャイン!!」という物語、ただものじゃないってことをここで初めて実感しました。

 

アニメが終わり、1stライブも無事終わり、3rdシングルである「HAPPY PARTY TRAIN」が発売される頃に、今書いてるようなブログも書き始めました。

ここから繋がった縁もあるのが、今でも驚いてますね。

 

それから始まった2ndライブツアー、僕は神戸2日目と埼玉2日目の2回現地参戦してきました。

2ndライブツアー千穐楽を迎えたあの地で、今度は3rdライブツアーの皮切りを観れると思うとホントにワクワクしてきます。

 

2ndライブツアーが終わってすぐ、アニメ2期が始まりました。

この頃から、アニメ各話ずつの感想をブログに綴る人も増えていって、μ’sの物語の頃、さらにはAqoursの物語始まってからにはなかった現象が起こり始めて、まだまだ面白くなる可能性を感じていました。

さらに言うと、感想を纏めたブログは140字に収まらないありったけの想いが詰まってるので、実際に会って話した分とほぼ近いくらいの情報量が入ってくるので、こういう流れが来始めたのは素直に嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

僕のラブライブ!が始まって5年、要約するとこんな感じでございます。

 

 

これを通して何が言いたいかと言いますと

 

僕にとってのラブライブ!サンシャイン!!のWONDERFUL STORIESは、このラブライブ!との出会い、μ’sとの出会い、そして東條希さんとの出会いから既に始まってて、5年の間、かけがえのない「イマ」を重ねていったということなんです。

 

もちろん、ラブライブ!サンシャイン!!に入ってからの方がライブやイベントに参加してますし、これをきっかけに沼津に何回と訪れたりしてます。行動力はAqoursの物語に入ってからの方が段違いにあります。

でも、そもそもの"ラブライブ!"というものに惹かれたのはμ’sの光を見てきたから、そこは嘘をついたり隠したりしてはいけない部分だと思うので、μ’sAqoursどっちも包み隠さず「大好き」と言い続ける姿勢が大事ではないでしょうか。

 

 

 ラブライブ!というものにハマり始めてから、色々なものも当然犠牲にしてきました。

でもそれを悔いるだけじゃなくて、糧にして前を向いて明日を見据えることが大事なんだということを教わりました。

ただ犠牲にしたことを忘れるだけじゃなくて、それを積み上げて自分のものにしていくことが大事だと。

そして、間違いではなかったと胸を張って言えるように毎日を輝かせることが大事だと。

 

今では失ったものより得たものの方が断然多いです。

それは経験だったり、知識だったり、物的なものだったり。

でも一番は仲間です、これまで出会ってきた仲間、最近出会ってきた仲間、これから出会うであろう仲間。

そういう人たちがいるからこそ、イマの自分がいる。

 

 

 

自分が選んだ道が間違ってなかったって心の底から思えた

ただ流れるだけのつまらない時間から僕を救ってくれた

仲間たちとの出会いこそが"キセキ"だったんだ、って…

 

だから楽しみたい

ラブライブ!で楽しみたい

この道でよかったんだって証明したい

今を精一杯全力で

心から

 

ラブライバーとして楽しみたい!

 

 

 

 

 6年目を迎えた僕のラブライブ!

明日、新たな物語を刻みに行きます

 

これまでのSTORIESと

これからのSTORIESを合わせて

 

自分だけの"キセキ"にするために

 

 

楽しんでいきましょう!
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Pastel

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.

東條希さん、1日早いけどお誕生日おめでとうございます。

 

あなたとの出会いが僕の人生を変えたと言っても過言ではないです。

 

ひと目見た時から1番の推しなあなた

 

推してきて本当によかったって毎年この時期になると思います。

 

あなたのシンボルである「月」

 

太陽が沈んだ後に世界を照らす月

海に満ち干きを起こす月

 

静かに見守る月のようなあなたが好きです。

 

 

 

これからも新たな光を共に見守ってくれますか?

 

6年目も、よろしくお願いします。

 

╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮

 

鹿角聖良の叫び

どうもパステルです。

 

迫るSaint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL、皆さんは日々どうお過ごしでしょうか。

僕はもう楽しみで楽しみで仕方ありません。

 

そもそも、今回のライブに絶対行こう!と思ったのも、#8「HAKODATE」,#9「Awaken the power」がとても心に残るいいお話だったことや、「Awaken the power」という曲が自分にとって特別な曲となったので、何としても一番最初に披露されるであろうこのライブを現地で楽しみたい!という強い思いがあったためです。

 

みなさんもそれぞれの思いを胸に、その日を心待ちにしているかと思います。

 

 

 

で、今回は題名にもある通り

 

鹿角聖良について考えたいと思います。

 

 

本来は姉妹二人ともを考えようと思ったのですが、妹の方は前回の記事でおおよその人物像が掴めたので、今回は姉にクローズアップした内容で書いていきます。

 

 

 

この娘はアニメでは寡黙を貫いており、よく話す時と言えば千歌とラブライブ!について話す時くらいで、なかなかこの娘の"本心"が見えてきませんでした。

 

 

しかし、妹の理亞が放ったとある一言

 

#9「Awaken the power」の1シーンより

だから言ったでしょ!詩も曲もほとんど姉様が作ってるって!

 

これが鹿角聖良を知る大きなヒントとなりました。

全ては今まで出してきた3曲の中にある、と。

 

 

というわけで、今回は今まで出してきた3曲

 

SELF CONTROL!!

・CRASH MIND

・DROPOUT!?

 

を可能なかぎり分析してみましたところ、鹿角聖良の"心の叫び"が見えてきたのでそれを紹介していきたいと思います。

 

 

あ、いつもの"妄想"なのでこれが正しいとは限らないということを大前提でここから先読んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

SELF CONTROL!!

 

この曲は自分たちのことを「最高と言われたい」や「最強と思い込んで」といった自身を鼓舞するような言い回しが多く、そうやって自身を"CONTROL"するといったような曲です。

 

 

しかし、何回も聴くうちにこの曲が出来た理由や背景が見えてきた気がしました。

その背景をベースに後の「CRASH MIND」も語っていきます。

 

 

 

 

函館聖泉女子高等学校は、古くから品行方正、格式高い学校。

そんな学校に突如現れた「スクールアイドル」

もちろん、最初は思うように受け入れられない期間もあったと思います。かつての音ノ木坂学院のように。

 

スクールアイドルが受け入れられない状態の中、ある日鹿角聖良はクラスメイトにこんなことを言われたのではないでしょうか

 

「スクールアイドルなんて、私たちの学校の校風に合わない、"最低"なものだわ。"遊んでる"暇なんてあるの?」

「こんな北海道から生まれたスクールアイドルなんて、例え大会に出たとしても"弱い"でしょ。ずっと"底辺"よ。」

 

最高だと言われたいよ 真剣だよ We gotta go!

 

最強だと思いこんで 頂点へと We gotta go!

 

 

 

アニメでは、妹の鹿角理亞のクラスメイトは出演しており、お互いの誤解がありつつも最終的には和解し理亞は安堵の涙を流すという結末に至りました。

ただ、姉の聖良のクラスメイトは出演しなかった。

単に出演させたところで、動かしようがないだけかもしれませんが、もしそうでないとしたなら?

 

ラブライブ!サンシャイン!!に限らず、ラブライブ!は映像やセリフ、劇伴曲、歌でストーリーを見せてきてはいますが、その裏の意図というものも分かるように作り込まれたストーリーも魅せてくれます。

聖良のクラスメイトが出てこなかったのにもきっとなにか意図があるはず。

そんなことを頭の片隅に置きながら曲を聴いていた結果、こういう「あえて見せてこないストーリー」を考えたわけです。

 

 

SELF CONTROL!!がなぜこんなにも自身を鼓舞するような歌詞になってるのか。

それは、かつて自分たちを受け入れてこなかった人たちにスクールアイドルとは何たるや、というのを分からせるために鹿角聖良がその時の思いを詩に起こして作られたからなのではないでしょうか。

 

アイドルらしく、ただ言い合いをするのではなくて自分達の歌う歌や曲を聴いて、想いを伝えるというのも聖良のこだわりでしょうか。

あるいは、普段落ち着いた雰囲気でいること自体が既に"SELF CONTROL!!"されているのかもしれませんね。

 

 

夢は夢でも簡単に届かない

特別なもの目指そうじゃないか

自分の思い描いていたきらびやかなスクールアイドルとは違うものになったけれども、これが私達流の"スクールアイドル"だというのを貫き通す意志。

こう思うと、彼女たちの目指す"特別なもの"の参考になったのが、A-RISEだったのかもしれませんね。

 

 

敵は誰? 敵は弱い自分の影さ

わかるでしょう? 弱い心じゃダメなんだと(影さ…ダメなんだ!)

受け入れられない中でも諦めかけた過去の自分からの脱却。

 

 

最高!(One more chance time!)

言われたいみんなにね(最高だと言われたいよ)

Dance now! Dance now!

最高!(One more chance time!)

言わせるって決めたんだよ(真剣だよ 遊びじゃない)

Dance now! Dance now!

最高と言われたいのは、自分たちを応援してくれる人達だけじゃない、かつて受け入れられなかった人にも言われたいから、彼女たちは今を踊り続ける。

 

 

遠くの光へもっとBaby!

一緒に跳びたいもっとBaby!

震える指先知ってても見ないで

大切なのは SELF CONTROL!!

 

Babyは赤ん坊、転じて未熟者だったり軽蔑的用法で見ると女の子という意味もあるそうです。

この女の子という意味は次の「CRASH MIND」に繋がる部分もあるので、頭の片隅に置いてもらえればと思います。

 

 

恋だ愛だと騒ぎたくない 孤独なほうが届きそうだから

函館聖泉ではどうなのか定かではありませんが、世間でいう女子高生は恋愛ごとだったりに敏感な年頃です。

その道を取らず、スクールアイドルとして孤独に生きることを選択した姉妹(もとい鹿角聖良)。

 

 

いま全て勝ちたい ただ前だけ見るって決めたよ

 

迷いの溜息飲み込んだ覚悟で 走り続ける SELF CONTROL!!

 

後のAwaken the power、冒頭のルビィソロで歌われる部分ですね。

続く気がして前だけ見つめて 走り続けてきたから

 

 

早く早くと声に出して 退路全部消しちゃえ Dance now! Dance now!

 

外へ外へと向かうEnergy 今日は今日の進化系 Dance now! Dance now!

もはや自分を急かす勢いで後戻りができぬよう走り続ける彼女たち。

 

彼女たちにとっての"今日"は、常に更新し続けるもの、それに対しAqoursにとっての"今日(イマ)"は、"未来"にするために累積させるもの、といった考え方の違いもこういう部分から垣間見えます。

 

 

かつて自分たちを受け入れられなかった人達、夢を諦めようとする自分自身の影、2つの"敵"と戦う曲こそこの「SELF CONTROL!!」なのです。

 

 

 

 

 

CRASH MIND

先程から挙げている「かつてSaint Snowを受け入れられなかった人達」、それをよりハッキリさせていますが、基本的には「SELF CONTROL!!」と根幹は同じように思える曲です。

 

 

まずこの曲のタイトル「CRASH MIND」について。

僕はダブルミーニングを持つと推測します。

 

・夢に向かって走ろうとした自分達の心(MIND)をCRASHされた

・それに負ける弱い心(MIND)をCRASHする

 

という2つの意味が込められた歌詞になってると思います。

 

 

誰かのシナリオ Dreaming future

No more trick,no more trap!

騙されたままの Dreaming future

いらないよ Bye-Bye

函館聖泉女子高等学校は礼儀正しく品行方正にも気をつかっている学校なので、そういう学校は進学などにも力を入れているという傾向もあると思います。

僕も高校は進学校と言われるような所に在籍してたので分かるのですが、特に聖良は卒業してからの進路の指導も教師からされているはずです。

あるいは親がどこかの会社の社長だったりするような生徒も在籍していて、もしかして聖良のクラスメイトにそういう人がいたかもしれません。

 

推測論ではありますが、いわゆる"レール上の人生"を否定するような意味がこの歌詞からは感じ取れました。

この大学に進学した方がいい、推薦で行けなどの指示されたレール。

親の七光りで約束されたレール。

そういうものはいらないし、決められたレールをDreaming future(夢見る将来)と称することが気に食わないと言った所でしょうか。

 

 

安全なとこから見てるって 私わかるよ

その傲慢な笑顔 大人のやり方ね

 

経験の意味なんて それぞれ違うはずでしょ

その老獪さ気取る 大人は嘘つきね

先程の話の続きになりますが

最初の「大人」は安全なとこから傲慢な笑顔で見ています。このことから

この「大人」は「親の七光りで約束されたレール」を辿るクラスメイト、生徒のことなのではないでしょうか。

SELF CONTROL!!」で挙げたBabyの意味。

もしスクールアイドルである鹿角姉妹をBaby=女の子→"少女"とするなら、その比較対象としてあえて周りのクラスメイトを「大人」と形容したとも考えられます。

 

そして二つ目の「大人」

老獪とは「経験を積んでいて非常に悪がしこいこと」という意味があります。

経験豊富な大人、となると自ずと学校の先生となります。

鹿角姉妹はどちらも根はいい子なので、まさか実の親を挙げることはないと判断したので消去法でこうなりました。

 

進路の指導をするも、それは結局学校の実績(我が校から○○大学へ□□人進学しました、等)のためである。

真に私たちのことを考えて指導してるわけではないと、聖良は感づいたのでしょう。

 

 

もう1つ取り上げておきたいのが所々で出てくる「trick」と「trap」

trickには「企み、(悪意のない)悪戯」

trapには「罠、(人を陥れる)計略」

という意味がそれぞれあります。

悪意のないという部分では、trickは"人為的でない壁"

人を陥れるという部分では、trapは"人為的な壁"とでも言えるのではないでしょうか。

例え自分の目の前に立ちはだかる壁が、自然に出来たものでも悪意のある人間によって作られたものであっても、それを壊す(CRASH)という思いもあるのかもしれないです。

 

 

 

 

DROPOUT!?

 

正直この曲、聴くだけならゴリゴリのロックでツーバスやギターの響く高揚感を煽るようないわゆるアガる曲なのですが、歌詞はとても辛いです。本当に辛い……

鹿角聖良が何を思ってこの曲名「DROPOUT!?(脱落者!?)」を付けたのか、そしてそれを理亞と一緒に歌う胸中はいかほどなのか。

 

 

ここまで来ても答えが 

わからない 迷いの中

つかんだはずの光は 本物じゃなかった

闇に飲み込まれて

 

いつでも意味を求めて

叫んでる 心の鼓動

確かなものが見たくて 走り続けてたら

闇に愛されてた

SELF CONTROL!!」で歌っていた頃と比べると、かなり迷走してる様子が分かります。

スクールアイドルとしてやっていくことに大して、相当の苦悩を抱えていたのでしょう。

 

DROPOUT!?

置き去りのpassion 予想外situation

何を悔いたって lost a sensation

情熱を置き去りにするほどの予想外な状況

それは感覚を失ったから。

スクールアイドルを始めた頃の情熱さえ、既に闇に飲まれかけている……

 

 

Go to the world

孤独がただ 今を歪めるなら

誰を呼びたいの?

かつて自分を高めるものであった「孤独」

しかしそれは、実は今を歪め迷わせるものであった。

 

 

悲観でcuration 悪徳へnavigation

それは嫌だって block your imitation

直訳すると、

悲観で情報を収集

悪徳への航行

それは嫌だとあなたの真似を遮る

となります。

悪徳は「人の道に背く心、行い」という意味です。

 

この部分にはこんなエピソードがあると考えたので、以下に記します。

 

 

 

 

 

ラブライブ!優勝を目指して日々努力する2人。

その二人を追い越さんとばかりの勢いで一気に追い上げてきたAqours

 

必ず手に入れるはずの

輝きはどこにある?

 

空の色が見えないのに

輝きを感じてる!

Aqoursの持つ"輝き"とは何なのか、何が原動力なのかと考えるも、それが分からず

 

分からない結果、Aqoursを真似ようという(スクールアイドルシップとでも言いましょうか)本来の精神に反する行動に出てしまった。

衣装は理亞が手がけているので、もしかしたら理亞も薄々感づいて、こう言ったかもしれません。

 

「姉様!この衣装って………」

 

しかし、尊敬する姉に逆らうわけもなく衣装を手がける理亞。

その姿を見る聖良は、やはりそれはダメなことなんだと自覚します。

 

 

 

 

そうして作られた、鹿角聖良のオリジナリティが込められたのがこの「DROPOUT!?」だと思います。

 

 

 

 

 


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気のせいであって欲しいのですが、なんとなく「MIRAI TICKET」の衣装と「CRASH MIND」の衣装が似てるように見えるんです。

そしてそれは奇しくも黒澤姉妹と……

 

 

 

 

痛みでOut of the world

胸が裂ける

こぼれ落ちた夢の欠片ひろえば

Out of the world

嘆きのあと いつか動き出せる

だから顔上げて……

今いる自分の置かれた状況、スクールアイドルとしてどうしていくのか。

迷っているうちに、思い描くスクールアイドルの世界から外れてしまう。

何より、妹を道ずれにしてしまったことに胸が裂ける思いでいる聖良。

 

せめて、自分が卒業してしまっても理亞にはちゃんとしたスクールアイドルの道を辿っていって欲しい、私のように闇に飲まれないようになって欲しいというせめてもの想い。

 

 

抑えることなど できない力

持て余してるこの想い

明日が描けない時も夢は 熱く蠢いてる

闇に飲まれようが、世界から外れようが

勝ちたいという思いはずっと持っている。

だからこうして舞台に立ち、歌い、踊っている。

しかし、その想いは明らかに衰えていっている……………

 

 

 

 

───誰を呼びたいの?

 

 

鹿角聖良の悲痛な叫びは、新たなる力を呼びました。

海を越えて届いた"光の輝き"が。

今、胸に眠る新たなる力を呼び覚まし、鹿角聖良を救済します。

かつて夢見ていた、夢と希望を歌う

きらびやかなスクールアイドルとして

最愛の妹と一緒の舞台に。

 

 

 

 

Awaken the power─────

 

 

 

 

 

 

 

Saint Snowの曲に込められた鹿角聖良の心の叫び、今一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。