マリンスノーの輝き

マリンスノーの輝き

残したい想い 海に降り積もる雪に

こぼれた涙だって

 

 

 

迷いや不安も全部

ありのまま抱きしめたなら

まぶしいあの空へと 飛び出すよ

 

 


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この写真のスポットってわりと有名なのか

この写真撮ってる時にもサラリーマンのお兄さん2人がこのジャケットの裏で歓談してました

実はここに来るのは2回目で、1回目は撮れなかったんですよ

女子大生と思しき女性2人が映える写真をすごく真剣に撮っていたので

陰キャのワイは去ることを決意しました

 

 

 

 

どうも、Pastelです。

 

 

 

虹ヶ咲3rdまであと3日!!!!!!!!

 

 

今回は、難攻不落の壁

 

桜坂しずく / Solitude Rain

 

について攻略していこうと思います。

 

 

 

なんで僕がこんなにも難しい難しいと言っているのかと言いますと

 

桜坂しずくというスクールアイドルは

その性質上何者にもなり得るスクールアイドルなんですよ。

 

演技派系スクールアイドルの肩書きに加えて

「あなたの理想のヒロイン」という曲を持ってるので

聴く人の数だけ、桜坂しずくの演じるヒロインがいる

 

そんな膨大な数を読み解くには

何回輪廻転生を繰り返せばええねんって話になるんですよ。

 

 

 

なので申し訳ないのですが

 

この娘や曲に関してだけは

皆さんとの解釈の違いが激しい可能性があるので

参考程度に読んでいただければ

 

という前置きでバリヤー張っておきます(

 

 

 

皆さんは

交響曲

というものに馴染みはあるでしょうか。

 

いくつかの楽章に分けて1つの曲が展開していく

という形式の曲なんです。

分かりやすく言うと、四コマ漫画を思い浮かべてくれればいいかなと

起承転結があってその一連でひとつの漫画であると。

 

今回のこの8話も展開的に交響曲みたいだなと感じたので

4部+曲の構成でいきたいと思います

アニメ部はあらすじをなぞりながら所感を

曲で色々考えたことを書いていきます  つまり曲がメイン

どうぞお付き合い下さい

まぁ、そもそもこの8話で使われてる劇伴である

「私と私」が同じ名前で4つ存在してるので

遠藤さんもそういうコンセプトで見てるんだなっていう

 

 

 

 

 

 

第一楽章~理想のスクールアイドル~

――――ある町のある劇場に

一人の少女がいました

彼女の夢はこの町一番の歌手になること

そしてたくさんの人に歌を届けること

あなたの理想のヒロインになりたいんです――――

 

 

演劇部 兼 スクールアイドル同好会 所属

桜坂しずく

 

昔から演劇が好きなしずくが

なぜスクールアイドルになったのか


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それは、演劇と似ている部分があるから

演劇にも生かせるところがあると思ったから

 

数ある部や同好会の中でもスクールアイドル同好会を選んだのは

桜咲しずくの運命だったのか

 

 

 

 

 

 

 

第二楽章~降板~

――――待ってくださいオーナー!

どうして私だけ出番がないんですか?

残念だけどあなたの歌の評判がよくないの

もううちの劇場に立たせてあげることは出来ないわ――――

 

順風満帆に思えた演劇部での活動

しかし、そこに影を落とすは部長の言葉

 

今回の役は、しずくとはちょっと違ったみたいだから

 

この役は

自分をさらけ出す感じで演じてほしかったの

 

 

役としては適任だったが、演じ方が合わなかった

どんな役でも演じきりたい

そして部長の期待にも応えたいしずくは

もう一度チャンスをくれと申し出ます。

 

 しかし、そのためには

自分をさらけ出す必要がある

 

桜咲しずくの心には

ますます影が落ちていきます

 

 

 

 

 

 

第三楽章~偽りの自分~

――――そんなに怖いの?

本当の自分を見せることが

待って!

私それでも歌いたいよ――――

 

私ね、演じてる時がいちばん堂々としていられるの

誰の目も気にならないし

自分が"桜坂しずく"だってことを忘れられるの

 

出来ないよ、さらけ出すなんて…

嫌い、こんな私

 

自分をさらけ出すことに恐怖し

ついには自己嫌悪にまで

 

 

そんなしずくを心配するかすみと璃奈

 

私もちょっと同じだったから分かるんだ

自分のことが嫌な気持ち

私のときは愛さんがグイって引っ張ってくれた

みんなが励ましてくれた

だから、ライブが出来た

私には愛さんがいた

しずくちゃんには…

 

「かすみちゃんがいないと、いけないんじゃない?」

とでも言いそうな璃奈の最後の言葉

 

誰かに背中を押されて新しい自分を見つけた璃奈が

誰かの背中を押してあげる姿が見れて

おじさん漢泣きしましたよ(?

 

璃奈自身にはしずくを引っ張る力はないけど

かすみならそれが出来ると思ってのこのセリフ

これは知将ですね(???

 

 

 

 

 

 

第四楽章~星の告白~

ずっとあなたから目を逸らしてた

でも、歌いたい

その気持ちだけはきっと真実

今までごめんなさい

これが私、逃れようのない本当の私!

 嫌われるかもしれない

でも、好きだって言ってくれる人もいた

だから、この小さなステージで

もう一度始めよう!

 

もしかしたら!

しず子のこと好きじゃないって言う人もいるかもしれないけど

は、桜咲しずくのこと大好きだから!

 

 

自分をさらけ出すかすみと

さらけ出せないしずく

 

対照的ではあるけど

心に思ってることは同じ

 

ひとりじゃないんだよ

 

 

 

5話もそうだったんですけど

その回の担当キャラとは別のキャラが

ピックアップされて描かれたりすることが

アニメ虹ヶ咲ではあります。

 

中須かすみって一年生といる時がすごく自然体というか

より素を出せる娘なんじゃないかなって改めて思いましたね

6話で璃奈の背中を押す言葉もかけていましたし

 

 

誰だって、周りの目を気にするもの

そんなのは自分だけじゃねぇんだぞという叱咤

周りがどう言おうと私がついているという激励

 

 

星の叱咤激励が

荒野に雨を

心に太陽を

そして、桜咲しずくに勇気を与えます

 

気丈にふるまう自分も

臆病な自分も

 

全部ひっくるめて、私の色だ!

 

 

 

 

終楽章~Solitude Rain~

雷鳴が胸に鳴り響いて

閉じ込めていた感情が溢れだしていく

もう見失ったりしない

私だけの思いを

 

この桜坂劇場の最後を締めくくるは

スクールアイドル 桜坂しずくとしてのステージです。

 

 

 

エマ回の記事で書いたセカイ型・ストーリー型で言えば

バチバチのストーリー型な曲ですね

8話とのシナジーが凄い

 

 

 

 

あのですね

歌詞があまりにもストレートすぎて

深く考える方がむしろ無粋なんじゃないかと。(は?)

それくらい、今までのしずくの物語からは

考えられないくらい分かりやすいんですよね

 

もう歌詞がそのまましずくの言葉なんですよ

 

 

 

本当の私と向き合うこと

ずっとずっと怖かったけど

私じゃない完璧な誰かには

もうなれなくたっていい

 

こんな歌詞を歌えるようになるまでになったしずく

 

そうなんですよね

どんだけ誰かを演じようとそれは

"○○役 桜咲しずく"であって

"桜咲しずく"そのものではない

 

ありのままの自分を見せてくれるようになったしずく

たくましいですね……

 

 

 


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中須かすみという雷を受け

解き放たれた桜坂しずくの思い


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溢れ出す様子はまるで

突然降り出す大雨のように


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そして、いつしか

心は晴天になる。

 

"雨降って地固まる"っていう諺が

すごくしっくりくる回だなと

 

 

 

各々のキャラが挿入歌を披露するときの

現実ともつかないような空間のことを

固有結界と仮に呼んでいるんですけど

 

ここにきてようやくその話をします。

 

というのも

 

回を重ねるごとにこの固有結界の演出って現実的になるんですよ

それは観てる側、ないしは侑の視点からの

スクールアイドルというものの解像度が上がってきている証拠なのかも?

と考えているんです

 

凄く漠然に、なんかすごいことやってる

 

から

 

ステージの上で精一杯のパフォーマンスを披露している

 

という風に捉えていってるんじゃないかと

 

 

で、その視点で見ると

今回の「Solitude Rain」って特殊なんですよ

 

 

 

舞台に雨を降らすのは怪しい所ではあるんですが

それ以外は特に目立った演出はしてないんですよ

 

 

でも、サビに入る直前


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雨がその空間にとどまる形で止むんですよ

 

 

 

現実離れしすぎでしょう????

DIO様スタンド発動したんかってくらいにピタッと止まるんですよ

空間で動けてるし桜咲しずく DIO説浮上…?(ない

 

 

 

で、ここで思ったんです

 

固有結界って観れる人が限られたものなんじゃないかなって

 

 

一般人が見てるステージと

侑やスクールアイドルが見てるステージって

別物に見えてるんじゃないかなって

 

 


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じゃあ映像化された「DIVE!」はどうなんねんって話ですが

編集は璃奈が担当して

アイディアは侑から貰って作ったと言っているので

この「DIVE!」は高咲侑視点で見た「DIVE!」ってことになるんじゃないかなと

一般人にも可視化出来る珍しい固有結界ということですね(?

 

 

 

話を戻しますと

たとえ舞台に雨を降らす演出を本当にやっていたとしても

 

一般人にはサビ前と変わらず雨の中歌うしずくの姿が

侑たちには空間停止した雨と青い光の中で歌うしずくの姿が見えてるんじゃないかと

 

 

そしてアウトロ


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しずくが右手、左手と振り払うと雨が止み細かい光が降るステージに戻る

ここで一般人と見てる景色がまた同じになるんです

 

とりあえずはこれで固有結界の説明がつくんじゃないかなと

諸説ありですけどねw

 

 

 


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アニメ内では結局描かれなかったんですが

スクフェスだとサイドストーリーでこんな話が聞けるんです。

これ僕好きだったのでこんな感じのセリフ入れてほしかったなーと

スクフェス組をもっとすこれ

 

 

 

今回この8話を観て

難しいなぁと感じていたものの正体が分かった気がします

 

それは、この回は

ある程度の予備知識がないと101%以上楽しむのが難しい

ということなんじゃないかなと

 

もちろんアニメそのものを観て楽しむことは出来ます

9話までオムニバス形式で作られてるアニメ虹ヶ咲なら尚更

 

でもどうせなら101%以上楽しみたいじゃないですか?

「うわ、こんな小ネタあったんや…」とか

「ここはこういう意味があったんだ!」みたいに

謎解きをするかのようなワクワク感を持って

楽しみながら観るのが一番じゃないかなと

まどマギとかエヴァって特に知識ないと「??」ってなりますよね。

まどマギファウストの関係性とかね、匙投げそうになりますよ

 

 

 

…もっといろんな知識とか考え方持つようにしよ(

 

 

 

次回は迷えるセクシーお姉さん編です(語弊